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母娘淫乱調教―レモンティーな朝焼け―
【調教 官能小説】

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第十二章 二度目の訪問(画像付)-6

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(あれからもう、十七年たっているのか・・・)

香奈子と初めて出会った時、圭子と同じく高校二年生であった。

当時、有名私立大学の院生だった晴彦は家庭教師のアルバイトで矢島家を訪れたのだ。
資産家の一人娘でお嬢様育ちの香奈子は当然、名門女子高に通っていた。
今、娘の圭子も同じ高校に在籍している。

厳格な父親の方針もあってか、異性との交流は皆無と言ってよく、家庭教師にしても女性を指名した筈が手違いで男性の晴彦が来てしまった。
父がそれを知ったのは既に何ヶ月か過ぎた後で、香奈子はすっかり晴彦に対してのぼせ上がっていたのだ。

甘いマスクと優しい教え方に、純真で無垢な少女が恋に落ちるのは避けられない事だったのだろう。
晴彦にしても類まれな美しさと静々とした可憐な仕草に、一瞬にして心ひかれた。

三年生の終わり、大学に無事入学が決まった二人は親に内緒で旅に出た。

目的を達成した開放感に酔いしれた少女は晴彦に導かれるままヴァージンを捧げてしまう。
過ちというには余りにも清らかな想いだったのかもしれない。

香奈子は男に抱かれながら、まどろむように漂っていた。
手の平を見つめる度に、細い肩とその温もりを晴彦は今も感じる事が出来る。

それが、それだけが香奈子と自分を繋ぎ止める細い糸だと晴彦は思うのだった。
たった一度の思い出は圭子という愛の結晶を生んでしまう。

若い二人にとっては残酷な事実だった。
特に晴彦にとっては寝耳に水の事であった。

お坊ちゃん育ちの彼はまさに青春を満喫していた頃で、香奈子の他にもガールフレンドや女友達が沢山いたし、大学院生といっても勉強に打込むわけでもなく気楽なゼミで日々、マージャンや遊びに嵩じていたのだ。


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