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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻を他人に (3) 計画-3

「とにかく、夫に言われて仕方なく……という体裁、言い訳を整えてあげてください。あと他人としちゃってもOさんはゆきさんのこと絶対嫌いにならないと安心させてあげてください。そうすれば、エッチ好きなゆきさんなら一歩踏み出してくれるかもしれません」
「お前と話してるとうまく行きそうな気がしてきて怖いよ」
「あ、でも最初はたぶん玉砕しますから覚悟しといてくださいね。時間と熱意が必要です」
「時間をかけて一生懸命お願いする。これでいいんだな?」
「まずはね。たまに様子聞かせてください。それ見てまた次の手を打ちましょう」

  *

「え? なに? え……?」

 いつものスローセックスの最中、夫が突拍子もないことを言い出した。

「あ、いやだから……そのZってやつと……セックス、してみてほしい」
「はぁ?」
「いい……? だめ……?」
「だ、だめに決まってるでしょ……!?」

 何を言っているのだろう、この人は。
 いくら最近は夫婦間での「プチ寝取られプレイ」を楽しんでいるからといって、そこに第三者が加わって「はいそうですか」となるわけがない。

「冗談はやめてくださいね。あ、あとこんな話題でおちんちんピクピクされるの、なんか嫌です……」
「ごめん。でも冗談じゃないんだよ。ゆきも俺の性癖知ってるだろ? ゆきが他人としてるとこ想像するだけでたまらない気持ちになる……!」
「パパの性癖は知ってるけど。Zくんて人も、パパがそんなお願いしたら困るでしょう?」
「Zはゆきの写真見せたらめちゃくめちゃ美人だって褒めてたよ」
「見せたの!?」
「そういう目的で見せたんじゃないよ。普通に家族の写真見せることくらいあるだろ」
「まあそうだけど」
「奥さん可愛すぎますって。俺と同い年に見えない、一回りくらい下に見えるって褒めてたぞ」
「ふーん」

 ジムのトレーナー紹介ページに掲載されているZとかいう人の写真や動画を見せてくる夫。見たってなんともならないのに。
 真剣な表情で女性のトレーニングをサポートしている。鍛え上げられたたくましい肉体、滴る汗、爽やかな笑顔。これはモテるだろうなと思う。ただ、いかにも軽そうな印象でちっとも自分のタイプではない。まあタイプだとしても夫の願いを聞き入れることはないのだが。

「どう?」
「いやいや、どうって言われても……無理です」

 たしかにゆきも結婚後、夫以外の男性に抱かれた経験はある。でもそれは相手の人となりがよくわかった上でのことだし、Wのように気の進まない相手だっていた。まして見ず知らずの他人となんて。
 夫と日々愛し合えている今、他の人とそういうことをしたいとはまったく思えないし、思わなくなった最近の自分自身のことが、ゆきは好きだった。大好きな人と愛に溢れた夫婦生活を営む、それで十分満足しているのだ。

「ごめんね。諦めて」

 ただこんなお願いをされ、相手の写真や動画を見せられれば、どうしたって考えてしまう。
 この人にもし、抱かれたら――。
 ゆきは自分の下腹部が少し熱くなるのを感じ、あわてて雑念をかき消した。

  *

「ぁ……が……っ! んぐ……ぷ……! ぁ……っん……がは……っ!」

 オーガズムを得ても、男たちは許してくれない。
 気をやった反動で思わずペニスを吐き出したゆきの頭をZが捕まえ、ふたたび陰茎を押し込む。

「ぐが……ぁが……! ぐぷ……! んんぷ……!」

 夫はゆきの尻を抱きかかえ、後ろからペニスを挿し込む。
 二本のペニスが、四つん這いのゆきの前後から同時に侵入してきた。

「んぁああ! んん……っ! んぷ……! ぁ……ぐ……! んごぷ……!」

 自分は単なる性処理に使われるだけの存在、男性器に自らの穴という穴を捧げ奉仕するだけの存在、女性としていやらしく乱れることで男性を悦ばせるだけの存在――。
 ゆきの胸がきゅっと締め付けられ、涙がこぼれてきた。

 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン――。
「んご……! んんぶ……ぷ……! ぁあんんん……! じゅぷ……じゅぷ、じゅぽ、じゅる……」

 これほどまで惨めな存在に堕ちてなお、人妻の乳房は揺れ、ヒップは波打ち、肛門がひくついてしまう。美女の痴態は男たちの劣情を誘い、一層激しく蹂躙される。性的陵辱は、人より優れた容姿に生まれたことで有形無形の人生の優遇を受けてきた女が、その代償として甘受せねばならぬ哀しき宿命である。ただ一つの救いは、陵辱の時間がせめて地獄の時間とならぬよう、神は人妻に「マゾヒズム」という特性を授け、女にも十分な快楽を与え給うたこと。
 今も恥辱に濡れたゆきの身体は本人の意に反して火照り、淫らな声が漏れ出てしまう。

「ぁあんぐぷ……っ! んぁあっぁあぃひぃい……! んぷ……んが……ぁああふぅ……んんんぷ!」

 ゆきの総身は主に逆らい、汗、涙、唾液、愛液などあらゆる体液を噴出させ、男性器のスムーズな抜き挿しをサポートする。
 主を快楽地獄へ誘い、底なしのエクスタシーへと導いていく。

「んぐぷ……! んが……ぃぐ……! んんぃくいくいぐぁああいっちゃう……! ぁああいっちゃういぐいぐいぐぅぅぁあいいいい!」

 ゆきがオーガズムに達した。
 男たちは前後を交代する。
 口には夫の陰茎が、膣にはZの肉棒が挿し込まれる。

「ぁあぁ……んん……ぐ……」

 自らの身を守るため、宴の前に彼らの精をいちど抜いてやったことは、無意味どころかかえって仇となった。
 人妻の浅はかな行動により持久力を増した二本のペニスはその後も入れ替わり立ち替わり口と膣へ挿し込まれた。四つん這いから背面騎乗位へ、背面騎乗位から騎乗位、対面座位、そして正常位へ、あらゆる体位でゆきを犯し尽くし、もはや回数もわからぬほどの連続絶頂へと人妻を至らしめるのであった。


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