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女らしく
【コメディ 恋愛小説】

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女らしく【15】『夜と舞台と陰の祭』-2

「まあ…いいにゃ…これでもお前を…うにゃ!?にゃ、にゃにするのにゃ!」

鴉天狗はつかつかと歩み寄り、黒猫の首根っこを掴みあげるとポイッと放った。

リングアウトにより試合終了…

「有り得ねえ…」
「有り得ませんわね…」
「有り得ないけど、あの猫かわいい♪」

意外にも夢のハートは掴んだ様だ。

「気を取り直して次は…」
「おっ!大和君じゃん♪」

大和が舞台に上がった。ただ、今回は真剣ではなく模造刀の様だ。

相手は首の無い甲胄だけの騎士。

「アレって、どうなってんの?」
「アレはデュラハンって言って、甲胄そのものが生きてるって考えてくれ」
「なるほど錬成されたわけじゃないのか…血印が有れば完璧なのに…惜しいなあ…」

???

夢のよく分からない発言はさておき、大和の試合が始まった。

首無し騎士は大剣を振り回すが大和はそれを簡単な足運びだけで躱していく。

そして相手に隙が出来たところで蹴りを繰り出した。

グワアアン…と空洞音が響き、騎士は2、3歩よろめいた。

大和はその隙に間合いを詰めると刀を振り上げ、大剣を弾いた。

派手な金属音が鳴った。

「…参った」

甲胄からくぐもった声がした。
どうやらギブアップの様だ。

大和は刀を納め、舞台から降りていった。

「カッコいい…大和…」

キリッと締まった、普段とは違う真剣な表情が堪らない♪

かっこすぎるよ大和…

改めて大和に惚れ直した♪

「目がハートですわよ」
「惚気はやめてほしいなぁ〜」

夢が隣りで不貞腐れている。

でも…カッコいいんだから仕方ないだろ♪

「そういえば、カッコいい男は何時紹介してくれるのかな?」

やばっ…忘れてた…


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