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抜いてください
【レイプ 官能小説】

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抜いてください-2

「抜けない?」と、おんながおそるおそるおれにたずねた。
「抜けない。なぜだろう」と、つい、おれはおれの疑問が口に出る。
「知らないわよ。あなたの抜けない理由なんてわたし、知るわけないじゃない」
 ごもっともだ。おれのペニスはギンギンのままでなぜギンギンのままなんだって、おれにペニスにたずねても、おれのペニスはおんなとおなじように、知るかよと言うだろう。
 おれはひとつおんなにていあんする。
「バックだからか」
「バックだから?」
「あまりなれてないから。だから抜けないんじゃないかな」
「わたしにきかれても」
「そのとおりだ」
 おれはおんなを、というかペニスをドライバーでまわすようにおんなのおしりを回転させて、おんなを慌てて抱きかかえた。
 正常位だ。薄暗いがおんなの顔がかくにんできた。それはつまり、おれの好きな女優さんの顔に似ていたから、おれの好みの顔だった。おっぱいのサイズだって、顔だって、おれのタイプだったのだ。声だって、よくきけばきれいな声しつだった。おんなを地面に寝かせる。
「クリーニング代は弁償しますから」と、おれは軽くあたまをさげた。
「こういうのが興奮するんでしょ」と、おんなは半ば冗談まじりに言う。「冗談でも言わないと、こころがもたない」
 おれは腰をふった。おんながあえぎをあげる。もちろん繁華街の通りにきこえないくらいちいさなボリュームでおれの耳元に届くくらいにささやかなあえぎをあげる。
 ブラウスのボタンを襟元からはずし、はだけたブラジャーをうえにあげて、こんどは白いそのおおきなおっぱいを直にもんでみる。いいもみごこちだった。気づいたら乳首をしゃぶっていた。しゃぶるたびにおんなはあえぐ。もちろん、ちいさなささやくようなあえぎかたで。腰をふり続ける。が、やはりというか、抜けない。まったく抜けない。どうしたおれのペニス。きょうはいったいどうしたんだよ、とペニスを叱りたくなる。ペニスは萎えるどころか、ギンギンで、おんなのあそこを突き続ける。ペニスの到達地というのか、精子の到達地というのか、とにかくそこにむけておれは額に汗をにじませながら腰をふって、抜けろ抜けろと念じていた。が、抜けない。どうしたんだ、おれのペニスは。
「まだ抜けないの?」と、さすがにおんながたずねる。「どうしたの、あなたのペニスは」
「わからない。おれにもわからない、異常事態だ。君のなにがいけないのか、おれにもわからない」
「わたしのなにがいけないのか?」おんながくり返す。「あなた」
「はい」つい敬語になってしまう。引け目をかんじているのだ。ペニスはかんじていないのに。
「アダルトビデオとか観るの?」
「もちろん」即答したが、言ってから顔を赤らめる。「それがどうしたんですか?」やはり敬語になる。引け目をかんじているのだ。ペニスはなにもかんじないのにだ。
「好きな女優さんとかいるの?」
「います」また即答したが、言ってから恥ずかしくなる。「観てますから。いますよ」
「言ってみて」と、おんなが言ったが、よくわからない。
「言うんですか?」
「言ってみてよ、好きな女優さん」
「――さんです」と、おれは即答したが恥ずかしくなったが、なぜかおんなは目を丸くし、おれをその丸い目で見つめる。
「ビンゴ」
「ビンゴ?」おれは言う。「なにか当たったんですか、おれ」
「わたしね、実はそのなんだ。仕事なのよ」
「え?」
「セクシー女優。というか、あなた、はっきりわたしの名前言って、まだわからないの?」
「ええ?」とおれは言って、目を細める。薄暗いがじょじょにはっきり認識できた。
「あっ」と叫んだ。
「どうしたの? というか、わかった」
「はい」とおれはこたえていた。
 おれの好きなセクシー女優だった。企画ものか、オフィスレディみたいな恰好は衣装だった。撮影中のランチ休憩だったのだ。
「しんじられません」
「わたしも、まさかファンとこんなことになるなんてね」と言って、おんなははじめて笑った。おれもつられて、笑った。
「抜ける?」と、おんなが言った。
「もちろん」と即答し、おれは言う。「デビューしてからいままで何百回と抜いてきましたから抜けます。おれのペニスだって憶えてしますよ。抜いた数だけ憶えています」
「じゃあもう抜けるよね」
「抜けます」
 と宣言してからものの数分で抜けたおれは、おんなのあそこにたっぷりの精子を放って、ちょっとやわらかくなったペニスをおんなはしゃぶってくれるサービスまでしてくれて、おんなはなにごともなかったように、おれに手をふって繁華街の雑踏のなかにきえていった。


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