投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

チュー、したい!
【コメディ 恋愛小説】

チュー、したい!の最初へ チュー、したい! 28 チュー、したい! 30 チュー、したい!の最後へ

第四章 告白-3

※※※※※※※※※※※※※※※

6月3日。
県大会予選の前日。

僕と赤石が最後の調整で、真剣勝負をしていた時だ。

「サッー・・・!」
赤石の脇をピンポン球がすり抜けた瞬間、僕は雄たけびを上げた。

その時。
吉川さんがバレーのボールを持ったまま、立ちすくんでいた。

僕をジッと見つめる切れ長の目が、キラキラしていた。
僕の胸は、キュンとした。

いつもクールで近寄りがたい吉川さんが。
僕を見てくれていることが、凄く嬉しくて。


チュー、したい!の最初へ チュー、したい! 28 チュー、したい! 30 チュー、したい!の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前