第三十六章 犯される女達(かおり編)A-1
第三十六章 犯される女達(かおり編)A
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「どうだい・・かおり・・・気分は・・・?」
夫の声に咥えたまま視線を上に向けた。
「最高だろぅ・・・?」
からかうような口調なのに、かおりさんは目だけ笑って、咥え続けている。
「三人の男に同時に犯される・・・凄い興奮だ」
まるで大学の講義のように、低い声で言葉をつなげていく。
「そらさんも桜さんも、凄く感じてくれていたみたいで、嬉しかったですよ」
急に振られたが、慌てるふうでもなく二人は白い歯をみせている。
何気ない会話なのだが、状況が状況なだけに僕は異常に興奮していた。
自分の妻が目の前で犯されているのに、あんなに余裕が持てるだろうか。
僕は絶対に無理だと思う。
映像の中で映見が犯されているシーンを見ている間中、嫉妬心と興奮で頭が爆発しそうだったのだから。
だが、藤本さんは唇を奪い取られ、新藤さんのコックを味わう妻の髪を優しくなでている。
しかも、嬉しそうに讃えているじゃないか。
「いいぞぉ・・・かおり・・・
凄く、きれいだ・・・・
美しいエロさだよ・・・」
その言葉に、薄目を開けたかおりさんが視線を投げている。
「いい顔だ・・・いい子だ・・・・
そのまま・・・そう・・・・」
そう囁きながら、髪の毛からうなじの方に指を這わせていく。