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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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ブラザー-2

「あの…」
(キタ…!)
ビクッとする彰。恐る恐る鉄平の顔を見る。
「な、何でしょうか…」
「あ、いや…、お疲れ様です。」
「あ、お、お疲れ様です…」
「神谷鉄平といいます。宜しく!」
「あ、い、井上彰です。宜しくお願い致します。」
頭を下げる彰。そんな彰が操作するパソコン画面を覗き込む。
「これ、井上君が作ってるの?」
「はい…。」
「へー、センスいいんだね。」
「えっ?あ、ありがとうございます。」
「全体的にバランスいいし。あ、この、服着てるの社員?」
「はい。みんな美人なんでわざわざモデル頼む必要ないって事で。」
「へー。いいホームページだ。」
顎に手を当て真面目な顔をしてそう言った鉄平に、お世辞ではなく素直に誉めてくれているようで嬉しかった。
「井上君はいくつ?」
「25です。」
「そうなんだ。若く見えるね」
「いや、そんな事ないです…」
「いつも帰り遅いの?」
「今日は販売商品の入れ替えがあったんで少し遅くなりましたが、もう終わったのでそろそろ…」
「じゃあメシ行かない??」
「え…?」
「用事あった?」
「いえ、ないです。」
「じゃあ行こうよ!肉食おっ、肉!」
「あ、はい…」
「じゃあ俺も帰る準備しよっと。」
鉄平はデスクに戻り帰る準備をした。
(あの人、もしかして…バイ…?)
こんな自分をご飯に誘うとか、もしかして女に飽きて男にも手を出すんじゃないかと勘ぐってしまう。
(取り敢えず警戒しよ…)
間違っても男には食われないように気をつけようと用心した。
「じゃ、行こっ!」
「はい…」
「ちょっとCEOに挨拶してこ。帰る時、CEOに挨拶するよね?」
「ぼ、僕はそのまま帰っちゃいますけど…。CEO、わざわざ帰る時言いに来なくてもいいよって言ってるんで。」
「ダメだよ、そう言われてもCEOのおかげで今日もこの会社で仕事できたんだからー。ほら、行くよ?」
「あ、はい…(意外と礼儀正しい…?)」
ただのチャラ男だと思っていたが、意外だった。彰は鉄平についてCEO室に入る。
「失礼します!」
鉄平のドアが開き鉄平の姿が見えるとドキッとして背筋が伸びる都姫。後ろに彰が見えた。
「は、はい…(ま、まさか井上君も混ぜて3Pしようとしてる!?ヤダ、そんな3Pだなんて…!)」
そう思った都姫は焦った。
「初日からみんなに良くしてもらって楽しく仕事ができました。ありがとうございます。」
そう言って頭を下げた鉄平に少し動揺する都姫。まだ疑惑を消していなかった。


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