秘密の社外業務-7
佳織のパンツは脱がされてしまい、下半身は肌色のストッキングと下着を身につけているだけになっていた。
むっちりとした太ももが隼人の手に撫でられ、脚が開かされる。
「あ、っ……」
Ｍ字に開脚させられた脚。
それでも理央は何も言えず、唇を結ぶだけだった。
隼人と佳織が触れ合うその姿に否応なしに嫉妬しつつも、手を伸ばしたい衝動に駆られるが、触れてはならないような気がした。
また、彼女を傷つけてしまうのではないかと。
「ーーえっ、ちょっと武島くんっ」
佳織が声を上げたあと、ビィッ……と佳織の股間辺りを覆うストッキングを隼人が指に力を引き裂く音がした。
まるでAVで見るような安い光景ーー、だが、理央にとってはこれまでにないほど、情欲を掻き立てられる光景だった。
「や、破るなんてひどい、今度やったら怒る」
ずきん、と理央の心が痛む。
「今度」があるほどの関係ーーぎゅっ、と拳を握りしめた。
「だって、理央がどうやったら来てくれるかなって」
隼人は理央へ目線を送り、破れたストッキングの隙間から、佳織の中心へと下着越しに指を這わせた。
「はぁ、もうぬるぬるしてる。理央に見られながら興奮してますね」
「な、だって、こんな状況で……んんっ」
下着の隙間に指を差し入れ、隼人は佳織の一番敏感な部分に中指を添える。
何度も触れたであろうそこを、隼人はいとも簡単に探り当てた。
佳織の体がびくびくと震え、隼人の腕にしがみつく。
「佐藤くん、んん、おねが……い、見られてるの恥ずかしいから、はや…くっ」
「触ってるの俺なのに、理央にそんなお願いしちゃうんですか。妬けるなあ」
「や、ぁあんっ、指、んんっ」
ぐちゅ、と卑猥な音が理央の耳に届く。
隼人は左手で破れたストッキングと下着を横に引っ張りながら、右手の中指を奥に差し入れていく。
佳織の秘部に隼人の指が飲み込まれていくさまが、丸見えになる。
「理央の欲しがってるんだ、ここ」
「はぁ、うっ……だっ……て、そんな仕方ないじゃ……ないっ。佐藤くんと、した……くて、部屋来たのにっ……は、ぁっ……」
「ほら、理央………本間さんは理央に下心アリで部屋に来たんだって。俺の指咥えてるのに、理央のが欲しいって」
「さと、うくん……や、ぁんっ、お願いっ……武島くん、わか、わかってるくせに、やめっ……」
ぐちゅぐちゅと、そこは卑猥な音を立てる。
隼人がいいところを擦り付け、理央に触れられることを懇願しつつ、隼人には恥ずかしさからやめてとお願いする。
恥辱と背徳とーー佳織はそこを超えた快感を得たくて仕方がないのだろう。