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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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面接-2

鉄平はスマホで住所を探しながら、駅から裏の真新しいビルの前に立つ。
「このビルだったんかぁ。」
通称ギャルビルと呼ばれる、女物のファッションや小物商品を扱う店舗が集まり、エステやネイル店などが多く入るビル。男の鉄平は当然来る機会はなく、何となく知っていながらもあまり興味がないビルであった。
「ここ、ギャルいっぱいいんじゃん!食い放題じゃんかよ!あー、ゼッテー働きてぇ!」
ワクワクして来た鉄平。お洒落でふんわりした雰囲気のギャルビルに入りエレベーターの前に立つ。

周りを見渡していると、店の中から鉄平を見て何やらキャイキャイ話している店員や、客がチラチラ見ている事に気付く。身なりはビシッとしたスーツ、身長190センチ、そしてルックスはジャニーズ顔負けのシャープな目をしたキレキレのイケメンだ。女性が注目しない訳が無かった。
鉄平はこっちを見てキャイキャイ騒いでいる店員にニコッと笑い、手を振った。
「ねーねー、あの人ヤバくない??超イケメン♪」
「あー、ホントだぁ!カッコいい〜♪」
「キャー!手、振ってるぅ♪」
「ヤバぁい!」
店員らもノリが良く、ファンのアイドルに手を振るかのように手を振り返した。
「ハハハ!(あの子らなら3秒でホテルに連れ込める自信あるな♪)」
そう思いながらエレベーターに乗り、ドアが閉まる寸前に投げキッスをした。
「キャー!死ぬぅぅ♪」
「イッちゃいそう♪」
ギャル店員に興奮をプレゼントして鉄平は最上階の10階のフェミニンマインド社を訪れた。

エレベーターを降りた瞬間、汗水垂らして仕事をし、疲れ切って帰ると煩い上司が待ち受けている地獄の事務所とは全く違う世界のような、お洒落でどこかのショールームみたいな明るい事務所が目に入る。
「これ、事務所??」
目を疑ってしまう程、全てにおいてリラックス感が広がる事務所がガラスの向こうに広がっていた。鉄平はエレベーターを降りると、そこにはさまざまな女性の香水の残りがが漂っており、頭がフワッとする。
(いい匂いやー♪)
思わず深く息を吸ってしまう。そしてドアを開けると、さらに強い女性らの香水の匂いの波に鉄平は包まれる。
(ヤベぇ…、勃起しそう…)
鉄平にとって女性の香水の匂いは性欲を刺激する興奮材料だ。したくなくてもムラムラして来る。
(ヤベぇ、ヌきたくなって来た…)
ちょっとだけペニスが反応する。ドアを開けた瞬間、中の女性社員の視線が一気に向いた。
(ここはハーレムか??♪)
鉄平にとってはこのフェミニンマインドは夢の国に思えた。


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