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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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面接-14

どちらにせよ入社させて体を自由にしなければ破廉恥姿を世間にバラまかれる危険があるから受け入れるしかないと思った。心配は、鉄平はああ言ったが、たとえば会社を乗っ取られたり、方針を無理矢理変えさせられたりするのだけは嫌だ。セックスを求められるのは我慢すればいいが、会社だけは守りたい。そこは譲れなかった。
「私はこの会社を立ち上げてから、必死でここまでやって来ました。人生をかけて頑張って来ました。だから何が何でも会社だけは守りたいんです。」
都姫は真剣にそう言った。
「大丈夫ですよ。自分もCEOが必死で築き上げて来たフェミニンマインドをダメにするほどゲスじゃないですから。更なる発展は望んでも衰退は望んでないです。俺、そんな複雑な人間じゃありませんよ。ただフェミニンマインドで可愛い女の子と仲良くしながらCEOとセックスしたいだけなんで。女癖の悪い所だけ目を瞑ってもらえれば、期待以上の仕事はする自信あります。だから俺をフェミニンマインドに入れて下さい。」
都姫は考えた。確かに女癖は悪そうだが、飲んでいた時の素行は全然悪くはないし、人と接する態度は失礼もなく和やかな雰囲気を作る事に長けている事を思わせる。社員が鉄平に抱かれたいと思うのはあくまで個人の判断、あとは自分が鉄平のセフレになれば会社は取り敢えず守れそうな気がしたし、そうするしか手段がないのは明らかだった。
(私のカラダ一つで会社が守れるなら受け入れた方がいいわよね…。元々自分が蒔いた種だし…。)
都姫は決めた。
「分かりました。フェミニンマインドは神谷さんを採用します。そして私のカラダは神谷さんの好きなようにして下さい。それでその写真は絶対に外には漏らさないで下さい…。」
鉄平は嬉しそうに喜びを爆発させた。
「マジッすか!ヤッたー!嬉しいっす!、俺、一生懸命働きますから!写真は絶対に秘密にしますよ。自分の会社に不利益を招くような事はしたくないですからね!」
「よろしくお願いします。週明けの朝のミーティングでみんなには伝えます。いつから出社しますか?」
「いつでもいいです。早速月曜日から行きましょうか?」
「そうですね、じゃあ火曜日から来て頂けますか?デスクとか色々準備しますので…。」
「分かりました!」
とても嬉しそうな姿を見て、そんな悪い人間でない事を祈るばかりだった。
「じゃあせっかくの週末、ゆっくりお休みになりたいでしょうから俺、帰りますね。あ、電話番号とLINEだけ交換して下さい。」
「あ、はい…」
番号とLINEを交換すると鉄平は本当に帰って行った。
(私、てっきり今日明日でヤラれまくるって思ったけど、帰っちゃった…。えー?普通せめてあと一回ぐらい抱かせろとか言わない!?まぁ抱かれたい訳じゃないけど…。何か良く分からないな、あの人…)
まだ本当はいい人間なのか、悪い人間なのか良く掴み切れていない都姫だったが、週末、鉄平から連絡が入る事はなかったのであった。


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