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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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突然の劣情-3





(子持ちの熟女は、なに、無防備なの?)

今日は金曜日だった。
加奈子に子供がいることを知ったその日、勇気を出して食事に誘ってみようとしたが、加奈子は「うちで三人でご飯を食べようよ」と言ったのだった。


(僕、男として見られてないわけ?)


加奈子と同じタイミングで急いで仕事を片付けて、加奈子の車に乗り込む。
理央は会社の近くに住んでいて、徒歩圏内だった。
「帰りは家まで送ってあげるから」と言われ、さらに今の状況も二人の密室で落ち着かない。


十八時頃。
1LDKの部屋の家へ上がると、リビングのローテーブルの上で、教科書を広げた男の子が宿題をしているようだった。

「ただいま。柚木(ゆずき)、今日はお母さんの友達連れてきたから、三人でご飯食べよう」

「えっ」

柚木、と呼ばれた少年は顔を上げて、こちらを見やる。
細身の、可愛い男の子だった。

「ぼ、僕……佐藤っていいます。よろしく」

「佐藤くん、何かしこまってるの」

クスクスと笑いながら、加奈子は買い物してきた袋の中のものを、冷蔵庫にしまっていく。

「佐藤くん!はじめまして!」

にこにこしながら柚木は近づいてきて、スーツ姿の理央に抱きつく。

「えっ」

思わず理央は声を出した。

「ごめんね、誰かに連れ去られそうなくらい人見知りしない子なの。柚木、ご飯食べる前にお風呂入ろうか。お湯ためておくから、宿題済ませちゃってね」

「僕、佐藤さんと入る!」

抱きつきながら、柚木は言う。理央はどうしていいかわからず、加奈子のほうに顔を向けた。
そんな理央を見て、加奈子はため息をつく。

「いつも一人で入ってるじゃない。どうしたの?」

「佐藤くん、ダメ…?」

抱きついたまま、顔を上げて柚木は懇願する。


(ーー僕も、女の子からこんな風に見えてるのかな…)


どこか自分に似たものを小学生の子供に感じ、四十手前にしてこんな振る舞いをしている自分が、理央は恥ずかしくなった。

「僕は…かまわないけど……中村さん……お母さんが、良ければ」

理央は柚木の頭を撫でながら、加奈子のほうを向いた。

「ごめんなさい、佐藤くん。お風呂上がり、さすがにスーツは嫌だろうからパーカーとスエット貸すわね。佐藤くん細いから、あたしには大きめのスエットなら入ると思うんだけど」







加奈子が夕食や風呂の準備をしている間、理央はリビングで柚木の音読を聞いてやったり、漢字の練習を見てやったりした。
柚木は本当に人見知りしない性格のようで、理央の上に座り、宿題をこなしていた。
加奈子に対するいやらしい気持ちを払拭でき、理央は気が紛れて助かった気持ちでいた。

「お風呂、沸いたよ。柚木、宿題終わってるなら入っちゃって。佐藤くん、ごめんね」


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