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戦争と兄弟
【戦争 その他小説】

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戦争と兄弟-1

戦争の中で…
「危ないぞぉぉ おい どこに行くんだ 鈴木!」
パララララ ドンドドン
さっきの声は銃声によってかき消された
今さっきの声の中の鈴木というのは同じ部隊に兄弟をもつ進といい 現在弟を探している この部隊は敵によって分断されているため弟の行方がわからなくなっている。
バンババァンシュルルーバァン
ぐぁぁー!!助けてー!!誰かぁー
周りには銃声や叫び声がなり続けている

将也どこだぁー」と言う声に前にいた兵士が反応した
にぃさん!ここだぁ!
銃弾が飛び交う中兄弟は再会する事ができた
良かった まだ生きてて
勝手に殺すなよ将也!」と壕のなかで話していると
のほほんとしてるな!お前ら死にたいのか!
と鬼軍曹こと笹木 鉄 が一喝した
はい!すいません!!
と言い終わるのが早いか
チュンッ
鬼軍曹のヘルメットに弾が掠った!
アブネなー!! と言いながら軍曹は機関銃を敵に浴びせたドパパパパン うわぁー!と言う悲鳴と共に敵兵士となぜか軍曹の横にいた進が肩を撃たれた
「うっ!!痛てー!!」
と悲鳴をあげた
「にぃさん! 誰か 衛生兵!!おい 早く!!」
と言った しかし衛生兵は来ない
「ちっ ここも保たないな …退却ー!!負傷した者も見捨てるな!」
と言いながら退却をした 「にぃさん 早く引くよ!」 「俺はもうだめだ 俺を置いて早く引け!!」
「だめだよ 一緒に帰ろうよ! お袋の世話はどうするんだよ!」と泣きながら言ったが兄は「俺は後で追うから さぁ 早くにげろ!!」と将也を突き飛ばした。
「わかった かならず家で待つからね!約束だよ!」と言い退却した
「…家で…か…俺はだめかな 悪い将也 約束守れないや…お袋を頼んだぞ…」と言いながら立上がり敵に向けて走りながら銃を乱射した
「うぁぁぁぁ!!」『俺が引きつけている間に早くにげろ!』と走りながらも敵の銃弾に晒された
そして進は敵に撃たれてしまった「ぐぁぁぁ!!」『将也ぁぁ俺の分も生きろぉぉ』
進はここで命が尽きた…
……終戦後しばらくして……「お袋!ただいま!」
兄は今だ帰って来ていない
弟はまだ生きていると信じていたのに 「……?お袋!どうしたの!」といい母親は「将也ぁぁ!進が…」といい箱を見せたまさか!と将也は思った「…どうしてだよ!約束したのに!なぁにぃさん!答えろよ!」と言っても返事は永遠になかった


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