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「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第十一章 映見の決心-2

「ありがとうございます・・・」
自然と想いを呟いた。

「私・・嬉しい・・・」
涙ぐみそうになるのを堪えながら、藤本さんを見た。

「藤本さん・・会いたかった・・・」
「映見さん・・・」

私がその胸に抱きよせられるのは、少しの力で十分だった。

「会いたかった・・・・
 会いたかった・・の・・・」

胸元で囁く言葉を、優しく抱きしめながら聞いてくれている。

「でも・・・でも・・・
 怖い・・怖かったの・・・」

とりとめのない呟きは、自分でもよくわからなかった。

「会いたいのに・・・・
 会いたいのに・・怖いのぉ・・・」

我慢していたはずの涙があふれる。

「うぅっ・・・うううぅー・・・・。」
何度も泣いて、枯れ果てているはずなのに。

不安と安心が入り交じり、心の中を混沌と、さ迷っている。
今の私には、泣くことしか他に出来ることはなかった。

「セックスは・・・」
私の髪をなでる感触に合わせるように、低い声が聞こえた。

「うう・・う・・・」
一旦、止まり、私の嗚咽を納まるのを待っている。

「セックスは絶対、なのでしょうか・・・?」
ようやく、声の意味が理解できるようになった。

「選んだパートナーとだけ・・・
 なのでしょうか?」

静かな口調は、二人きりの寝室に穏やかに響いている。

「選ばれた人以外と愛し合うことは・・・」
抱かれた温もりに身体を預ける。

「罪・・・なのでしょうか?」
とても、心地良い。


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