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続・花ホテル〜first night〜
【二次創作 官能小説】

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続・花ホテル〜first night〜-21

「さて、今日は必要な打ち合わせや連絡に、電話も終わったことだから・・・・」


佐々木の呟きに、足元に膝をついていた杏子が腰を上げて立ち上がると、彼の眼前で艶然とした微笑みを浮かべ、そのの手を取った。


「浜口さんには悪いけど、貴方の望んだ水着姿の私をほったらかしにすることになったんだから、その埋め合わせはしてもらうわ。無論貴方がね」


佐々木も苦笑しつつ、それでもこれからと言う時にタイミング悪く電話してきた友人の電話には苦々しい思いがあったわけなので、杏子の言葉は全く同感だった。



「行きましょう」



杏子に導かれるまま、佐々木は彼女に手を引かれ部屋を出ていく。


2人が去った杏子の寝室には、最初の夜からずっと積み重ねられて蓄積された時間と、
互いの身体から発する香りが混じりあった独特の空気がおいてけぼりを食らった形で残った。


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