投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

雪の故郷
【純愛 恋愛小説】

雪の故郷の最初へ 雪の故郷 6 雪の故郷 8 雪の故郷の最後へ

修との別れ-1


真奈美は携帯をバックから取り出し 修を呼び出した

「もしもし 修 仕事中ゴメン」 何度かの呼び出しの後修が出て呉れた

「真奈美 何?」   何時もの明るい声で 修が話しかけて来た

「・・・・・・・・・・・修・・・離婚してもらいたいの・・・・」
真奈美は離婚を切り出した時 何処かで自分を見つめる目を感じていた

「・・え?・・何?・・なに?・・なんで?・・」 慌てた様な修の声を聴いていた

「・・離婚 して欲しいの・・・」 真奈美は言い重ねた

「・・真奈美・・どうしたの?・・何故?・・突然?・・」
困惑した修の声を聴きながら

「・・今日・・病院に行って来たの・・赤ちゃん・・・おろした・・・」
涙が 溢れて来た・・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・日曜に帰る・・・」 修との通話が終わった

日曜3時過ぎに 修が部屋に帰って来て ソファーに座り 真奈美を
冷たい眼差しで見つめて来た

「・・・いつから?・・・」  修が振り絞る様な声で聞いて来る

真奈美は圭吾との事 病院に行った事帰ってから
電話した事を 下を向きながら 話した

「火曜日 僕の両親呼んだから 真奈美の両親呼んでくれる?」
「その日で 終わらせよう それと終わったら早くにこの部屋
「出て行って欲しい」 修が吐き捨てる様に言うと立ち上がり部屋を出て行った

火曜日
朝早くに 修の両親が部屋を訊ね修も同席し ソファーに座り真奈美の
両親の 到着を待って居た 真奈美は 修の前のソファーに腰かけ待ち続けて居た
両親に出した 紅茶は手が付けられず 冷めたままテーブルに乗っている
修の父親が 二三話すが 母親の言葉に黙り込み 無言の時が リビングに
流れていた 昼過ぎ真奈美の両親が部屋に入って来た チャイムの音で
真奈美が迎え 部屋に入った時 バシーンと 部屋に大きな音が鳴り響いた

父親の 馬鹿もん 大きな声で叫び真奈美の頬を叩いた音だった
真奈美の両親は 床に正座し 修の両親に深く謝罪して 

真奈美の3年の結婚生活は 終わりを・・・・・・・・・・告げた・・


雪の故郷の最初へ 雪の故郷 6 雪の故郷 8 雪の故郷の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前