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ある熟女の日々
【熟女/人妻 官能小説】

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巨根の男-3

 「ゆっくり楽しみましょう」

 男の手は乳房から太腿、太腿から乳房と何度も往復し、時折、唇を重ねてきて舌を絡め合う。ようやく男の指が秘部におりてきて、それでも長い間陰毛を撫でたりしている。わたしは焦れてきたわけでもないが、脚を少し開く。それに応えるように、指が淫裂に分け入ってくる。わたしの肉襞はすでに潤ってヌメっている。

 男の指は的確にわたしの『ツボ』を押さえに来る。男が膣穴に指を出したり入れたりを繰り返していると、グチュグチュと音を立て始める。性感が高まってくるが、クリトリスを責めてアクメに導くようなことはしない。ただ、ひたすらグチョグチョ…とか、グッチュグッチュ…と音を立て続けている。卑猥な音を立て続けている男に(恥ずかしいです…)とでも言わせたいのだろうかと思ったとき、男が口を開いた。

 「たっぷり濡らさないと…いけませんから。ローションなどは使いたくないので」

 そうだった。男の巨根を収めるには生半可な濡れ具合では足りないのだ。そして男の指の動きは、わたしの膣肉のほぐれ具合を確かめてもいるようだ。

 「そろそろ、整ってこられましたね…よろしいですか?」
 「はいっ…」

 まな板に載せられた鯉のように、自分でも驚くぐらい素直に返事をしている。一瞬、自分が数十歳も若返って少女に戻ったような気がした。

 「では…」

 男がわたしの脚の間に入り、わたしの脚を自分の肩に乗せる。巨大な肉の塊の先端がわたしの淫裂を何回かなぞった後、膣口に狙いを定めたようだ。角度を合わせるように上体を傾けてくる。

 「フンッ!」

 徐々に…などではなかった。まさに一気に。男が一声発して腰を進めると、巨大な肉の塊が、一気に根元まで挿入された。

 「ヒーーーーーーーーッ!」

 自分の意思とか感覚などとは全く無関係に、わたしの声帯が鳴った。声や叫びというよりは汽笛とでも言った方が近いかもしれなかった。巨根に圧縮された空気が喉から放出されたようなイメージ…。膣は痛いと言えば痛いが、痛みよりは膣の中が今までにないくらいパンパンに充たされている感覚の方が勝っていた。

 「よかった…一緒になれました」
 「へぁぃぃ…」

 『はい』と返事をしたつもりだったが、声は上ずり力が入らない。男が囁く。

 「しばらく、こうしていていいですか?」

 一緒になった感動を味わいたいから…などとロマンチックな理由ではないことはわたしにもわかった。すぐに動いたりすれば、肉穴が壊れてしまうのだ。肉穴としてこの巨根を受け容れていくためには馴染ませる時間が必要なのだ。

 しばらくして、男がゆっくり、本当にゆっくりと腰を引き始めた。ミリ単位で何かを測ってでもいるように慎重に肉棒を引き抜いていく。わずかに引いてはわずかに戻り…という往復をゆっくりと重ねながら、抜き差しの長さを増していく。

 「慣れてくれましたね」

 先端付近まで引き抜いて再び根元まで埋め終わったとき、男が声をかける。わたしには自覚はないが、膣穴の肉の様子から何かを感じ取っているような口ぶりだ。

 「すみません。さっきは変な声を出してしまって…」
 「いえいえ。こちらこそいきなり一気に挿れさせていただいてしまって。ほぐれ具合は指で確かめていましたので、裂けたりはしていないはずです。入り口でつまずいてしまってはあまりにも惜しいと思いまして…」
 「そういうものなんですね…」
 「素敵な声でしたよ。本当に素敵な鳴き声…。呼吸器もお若いとお見受けしました。今日はいっぱい鳴いてください。心行くまで…」

 再び男が腰を動かし始める。抜き差しのスピード自体は普通なのだろうが、先ほどまでのような遠慮がなくなった分、今までよりもずっと速く感じる。

 肉棒が引き抜かれるとき、膣壁への刺激もさることながら、子宮からさらに奥の内臓まで全部外にひきだされるような感覚に襲われる。

 (こんなの、はじめて…)

 陳腐だと思っていたセリフが陳腐ではなかった…などと思う。

 そう、『はじめて』なのだ。一瞬、少女に生まれ変わったのではないかと感じたように、わたしは『リセット』されようとしている…。

 男は息も乱さずに、抜き差しを繰り返している。膣から子宮、そして内臓全体を犯されている感覚…。肉棒で体内を突き回されて臓器もなにもかもぐちゃぐちゃに撹拌され、グイと根元まで差し込まれた肉棒がズボっと引き抜かれるとき、膣からドロドロととめどなく流れ出していく…。そんなイメージが脳裏をよぎる。

 (もう抜いて、抜いて! こんなの入ってたら死んじゃう!…ちがう、ちがう! 抜かないで、抜かないで! こんなの抜かれたら死んじゃう!)

 相反する思いが頭の中をぐるぐると渦巻く。自分が口を大きく開けて叫び声を上げているのはわかるが、何を叫んでいるのかを自分の耳で聞く余裕がない…そんな感覚。ただ、蛙のように脚を開いて、巨大な肉棒を突き刺され、抜き差しされている。涙があふれて来て視界がぼやけ、意識も途切れ途切れになっていく。


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