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綾と和也
【初恋 恋愛小説】

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病院の屋上で-1

「何で 私を置いて行ったの?」

「治らないなら 綾に新しい生活をと 思ったからかな
それと 俺の苦しむ姿見せたくなかった」

「馬鹿 私が その気に成れば いっぱい男達寄って来るわよ
でも 和也が良い」

「指輪 どうする」

「見つけたの?」

「うん 漫画の後ろに有った」

「誕生日に 送ろうと思ってたんだ・・・・ゴメン・・」

「貰っても 良い?・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・受け取って 貰える・・」

「有難う・・・・愛してる」

「和也 これにサインしてもらえる」

「綾 これは 駄目だよ」

「駄目なんて言わせない 貴方が勝手に独り相撲したペナルティー
私だけの 和也にしたいから お嫁さんにさせて」

「・・・・・・・・・・・有難う・・綾 愛してる・・・」

「風 気持ち良いね」

「二人で 又旅行行きたかったね」

「ゴメン」

「良いよ 一緒に居られるから」

「綾 ・・・・」

「 何 」

「・・キスしたい・・」

「良いよ」


「綾さん 最後まで和也と 一緒に居て呉れて有難う 和也しあわせだったと思うわ」

「有難う御座います お母さん」


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