投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

綾と和也
【初恋 恋愛小説】

綾と和也の最初へ 綾と和也 4 綾と和也 6 綾と和也の最後へ

お義母さん-1

釈然としないまま 2週間が過ぎ 和也からの連絡も無い中 
綾の部屋には 指輪の箱が置かれたままだった

「もしもし 綾さん」

「お義母さん お久しぶりです 和也連絡有りました?」

「土曜日 時間有るかしら?」

「大丈夫ですが」

「家に来て貰える」

「土曜ですね お時間は?」

「10時位で 大丈夫?」

「土曜の10時ですね 伺います」


「お久しぶりです」

「綾さん 来てくれて有難う 出かけましょう」

「病院ですか 和也事故にでも有ったんですか?」

「和也 どうしたの」

「綾」 

「お袋何で 言うなって言ったろ」

「貴方が 毎日 綾さんの写真見ていて 御免なさい」

「お義母さん 和也何処が?」

「肺癌 色々な処に転移して 後2か月位なの」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・何で・・・何で・・・何で言って呉れなかったの・・・」

「有難う 綾 有難う 来てくれて」 

「馬鹿だよ 一人で抱え込んで 私に何で言って呉れなかったの」 

「・・・御免・・・」

「許さない 明日も明後日も来るから 絶対・ゆ・る・さ・な・い・」


綾と和也の最初へ 綾と和也 4 綾と和也 6 綾と和也の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前