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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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役得、からの焼きそば-2


 夏の旅行シーズンが終わり、プロ野球もシーズン終盤に差し掛かった ―昨日土曜日のデーゲームでパ・リーグの一位チームのマジックがついに「1」になった― 先々週、うちの会社のある路線が廃止になった。関西と北海道を結ぶ路線だったのだけれど、利用者の減少に歯止めがかからずやむを得ず撤退に至った。ただ一方で福岡とバンコクを結ぶ国際線の就航認可が下っていたので、廃止になった路線で飛ばしていた737-900ERは一部仕様を変更した上でそのバンコク線にそのまま充当されることになった。
 とはいえバンコク線の開業まであと二ヶ月弱、機材をただ遊ばせておくわけにもいかない。そこで「さくら太平洋航空こども飛行機体験」と銘打って、会社がスロット(発着枠)を持っている空港近辺の小学生を対象にふだんは立ち入れない空港敷地内やコックピットなどを見学してもらう、というイベントが夏休み前に企画され、737-900ERはこのイベント内の体験乗機に使うために各空港を巡回することになった。
 うちの支店がある空港に昨夜フェリー(回送)されてきて通常はほとんど使用されない予備スポットに駐機された737-900ERに乗り込んできたのは、空港の隣駅近くにある小学校の5年生十五人だった。男子九人に女子六人。案内役を仰せつかったのは、男子チームは琴美、女子チームは俺だ。担任の先生は琴美が引率して滑走路見学に行っている男子チームにつきっきり。どうやら男子チームに二人ばかりいるマセた悪ガキを監視しているらしい。おかげで女子チームはノーマークだ。とはいえ俺も、どさくさに紛れてスカートを捲ったり身体を触ったりなんてことは考えていない。そこまでの度胸もないし、11歳の小学5年生が六人も間近にいるだけでもう十分だ。
 六人は、異様に人懐っこい子が二人、その二人に引っ張られている子が二人、おとなしくて人見知りしている子がやっぱり二人、という内訳だ。どの二人も、綾菜ちゃんのようなクラスで4〜5番目くらいにかわいい子とちょっと垢抜けないけれど親しみやすくてあどけない子、という組み合わせで、要するに俺が好きな2タイプ。六人と最初に顔合わせしたときの俺の胸の小躍り様、隣にいた琴美に感づかれてなきゃいいけど。

「じゃ、じゃあ、二人ずつ、左右の席に座ってみようか」

 737-900ERのコックピットに六人を案内してそう声をかけると、人懐っこい組の二人が人見知り組の二人をまず操縦席に座らせた。人懐っこい組の4番目のほうはクラスでもリーダーシップを取っているタイプらしくて、男女で別れて組を作ったときも「会社の人に迷惑かけちゃだめだよー」と男子チームに釘を差していた。活発でかわいくてお姉さんぶる5年生。この子を好きな男子、クラスの中に絶対一人や二人はいるはずだ。
 コックピットの二つの座席にそれぞれ腰掛け、わくわくした表情で計器や窓の外の風景を見ている人見知り組二人を、人懐っこい組二人が俺の文字どおり肩越しに後ろから見守る。両座席の間にあるスロットルレバーの手前にかがんだ俺の両肩、その気になれば頬ずりできそうなくらい近くにある二人の顔。人見知り組にあれこれ話しかける二人の口元から、11歳の息臭が漂う。4番目にかわいいほうの子の息は口腔内の唾液が少なくなっているのかなと思わせる匂いで、ちょっと垢抜けないほうの子の息はフルーツガムを噛んでからしばらく経ったときのような匂いだ。
 どっちの息臭も俺の勃起中枢を刺激しまくっている。だが今日は心配ない。俺がいま穿いているボクサーショーツは、おちんちんが当たる周辺の布地を硬めのものにして股間のふくらみを目立たせないように設計されている。これに、やはり生地が硬めの秋冬用、それもツータックで余裕のあるタイプのチノパンを合わせてきた。11歳の息臭で勃起しても全面にほとんど隆起が見えない。ネットショップで安かったから古くなった下着との入れ替えで買ってみたけど実に使える。いやあ、琴美に遠回しに「小さい」と言われた俺のおちんちん、こういうときには便利だな、相乗効果で勃起がバレにくい。喜んでいいんだか。
 正面を向いたまま左下に目線を送る。ちょっと垢抜けないほうの子が、俺の左側に中腰で立っている。レフトシート(正面に向かって左側の席。通常、機長が着席する)に座っている子にいろいろ話しかけているその胸元は緩めで、白いカットソーの隙間から胸元が覗く。カットソーもその下のタンクトップもサイズが微妙に合っていないのか、うつむきがちの姿勢の身体から生地が離れて浮いている。顔や首筋の日焼けとのコントラストがまぶしい白い胸の小さな三角形の突起が、俺の視線の先、定規一本くらいの距離で垢抜けないほうの子の動きに合わせて揺れている。乳房とはまだ呼べないような小さな丘、その先端の、ツンと尖って性徴の萌芽を見せている薄茶色の乳頭。乳頭の突先にあるはずの乳首はまだ芽生えていないのか陥没しているのか、こんな至近距離でも確認できない。


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