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『XXX Friend』
【女性向け 官能小説】

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『XXX GAME』-3

「きゃっ……ちょっ、たんまっ……」
「待たない」
一番敏感なトコロを甘咬みされる。
「やぁっ……ぁ、んんっ」
舌で転がされ、吸われ続けて、私の意識はめちゃくちゃになっていった。
「溢れてきてる……気持ちいいんだ?」
「んっ……ぁ、やめっ」
「やめていいのか?」
そう言いながら、私の愛液を舐め取り、入り口あたりで舌を出し入れする。
「あ……ぁ、んんっ……んくっ。」
「イってもいいぜ。ほら」
「――――っ」
私は舌と指をだけでイかせられてしまった。
ぐったりとしていると、丈弘が腰を掴んできた。
「いくよ」
「えっ、ねぇっ、ちょっと休憩させてよっ」
「だめ」
丈弘が私の中にいきなり入ってくる。イったばかりで敏感な体には刺激が強過ぎて、私は背中をそらした。
「はぁっ……だめぇっ」
「何がダメ?中、とろけそうなぐらい、ぐちょぐちょじゃん」
「だって……ん」
丈弘が私の中を音がするくらいかきまわす。私はそれに体をビクビクさせて反応する。
「そろそろ、いいよなっ?」
「んっいいっ。――っ」
「ん――っ」
私も丈弘も脈打つのがわかった。二人とも息が荒い。
二回目だった私は体力の限界だった。
「丈弘……もぅ、ダメ……」
「いいよ、奈々。おやすみ」
抱き寄せられ、髪を撫でられるのがわかり、私は安心感に包まれながら、眠った。

ふと、目を覚ます。
ベットサイドの時計を見ると朝の五時。もう電車は走ってる。
それを確認すると、隣の丈弘を起こさないように、ベットを出た。
シャワーを浴びる。
水音を聞きながら、私は少し泣いた。
どんなに恋人みたいだって、本当はただの友人でしかない。
それがヤってしまった後、痛いくらいに身に染みる。
私は顔を洗って、シャワーをとめた。服に着替えて、部屋に戻る。
「丈弘……」
「こんな時間にドコに行くんだ?」
丈弘は私のシャワーの音に起きたようで、ズボンだけはいてイスに座っていた。
「……まだ寝てていいよ?ね、私……帰るね」
「ちょっと待て……」
丈弘の言うコトもロクに聞かず、私は笑って部屋を出た。
痛い痛い痛い。丈弘が哀しそうな顔をしたのも、心が痛かった。
ホテルを出て、駅まで走る。さすがに厳しくて、駅前で壁にもたれかかった。
「はぁ、はぁ……」
「おいっ、ちょっと待てよっ!」
見ると丈弘が追い掛けてきていて、私は腕を掴まれた。
「っ離してよ!何で追い掛けて来るの!?」
「ワケわかんねぇよっ。何なんだよ?いつもいつも……理由を言ってくれ」
腕を握る丈弘の力は強く、心まで押し潰されそうだった。
「ツラいの……やなの……」
「え?」
「丈弘の顔を見るのがツラいのっ!友達がツラいのっ!丈弘が好きなの……」
我慢してた想いが涙と一緒に溢れ出た。私は泣きじゃくった。
言ってしまった……。
言っちゃいけなかった、一言。言わなければ、少なくとも、友達でいられた。
このゲーム、勝ち負けなんか最初からわかっていたけど、ゲームは続けられた。
だけど、それももうオシマイ。
GAMEOVER。
私は泣きじゃくりながら、その文字が心に刻まれるのを感じた。


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