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ある熟女の日々
【熟女/人妻 官能小説】

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朝のルーティーン-3

 「この前、〇〇(娘の名)が家に帰ってきたのですけどね。近田先生にまた合いたいなんて言ってたんですよ」
 「◇◇(姓)ももう二十五、六になるんですね。いい彼氏もいたりしてるんじゃ?」
 「いるようないないようなことを言ってましたけど、結婚式を挙げるときには同級生や近田先生に出てもらうんだ、なんて言っていましたよ」
 「それはうれしいですね。教え子たちが社会に出ていろいろ活躍し、あるいは家庭を持っていくというのを見届けていくのも教師冥利ですからね。花嫁姿の◇◇、見てみたいなぁ。◇◇がこの世に生まれ出てきたお母さんのココに、こうしてお邪魔させてもらっているんだからなおさら感慨深いですなぁ…。お母さんは和服で出られるんですかね。どこか式場の空き部屋ででもお母さんとお手合わせしたいですな、娘の晴れの日に」
 「先生ったら、たわいもないことをおっしゃって」

 不謹慎極まりないこととは思いながら、話の相手をしている自分に呆れもし感心もしている。

 「はっはっは。…あぁ、相変わらずお母さんは具合がよろしいなぁ。3発目でだいぶ薄まってますから、このまま逝かせてもらっていいでしょ?」
 「まあ、保健体育の先生らしくもない…。いい歳だからそろそろオンナから卒業してもいいかなって思ってはいますけど、一応まだオンナなので」
 「そうですか。でも、お母さんはまだまだ現役でいらっしゃる。みずみずしいというか生々しいというか。オンナを上がるのはまだまだこれからですよ」
 「保健体育の先生がおっしゃるんだったら、あながちお世辞だけでもないのかしら。でもこの歳になってもコンドームを買うのも結構勇気がいるんですよ」
 「なんのなんの。女は灰になるまでというじゃありませんか。昔は薬局でしか買えなかったもんですが、今じゃマ〇キヨもあればココカラ〇インもある。いい時代になりました。女は灰までといえば、先日は森下さんが、グロス買いしたって豪語してましたよ」

 父母会で役員仲間だった母親の名前が出てくる。

 「ダースじゃなくてグロス? 森下さんらしいわね」
 「さすがに全部自分で消費するわけじゃないみたいですけど。結構、お仲間がいっぱいいるみたいでね。森下さんには昔から本当によくしてもらっていますが、わたしは昔も今も◇◇さんが本命なんです。そのことは森下さんもご理解いただいています」
 「それは森下さんからも伺って存じ上げておりますけれども…」
 「◇◇さんも、熟女としてセックスライフを謳歌なさっているんじゃないですか?」
 「節度をもって楽しむようにしておりますけど…。先月もお話したとおりウチの人はすっかりヒマしてしまって、わたしにとっての自由な時間が以前よりも狭まってしまったかもしれません」

 いつの間にか本音を吐露させられている。

 「それはそれで仕方のない事です」
 「まだ毎日会社に通っているだけでもいいのですけどね。肩書だけは長ったらしい横文字が連ねてありますけど、5時になるまで大してすることもないらしくって」
 「コンプライアンスとかスーパーエグゼクティブとかですかね。学校には相変わらず横文字の肩書はありませんなぁ…。男はすることがないけど、妻たちは忙しい日々ですね」

 そんな冗長なやり取りをしながら、近田は射精し、わたしもアクメに達している。

 「今年こそはいいでしょう? こっちの孔。○○中(学校)への復帰を祝って解禁してくださいよ」

 後ろから突き入れていた近田がお尻の肉を左右に開いて嘆息する。

 「そこは親族限りということでお許しくださいな」
 「相変わらず義弟さんに操を立てているんですね」
 「操なんてものじゃありませんけど、やっぱりそういうところは人様に使っていただくようなところじゃありませんから」
 「水臭いなぁ。私もいい加減親族ぐらいのお付き合いにはなっているんじゃありませんか? 最近は仕事が忙しくて、なかなかお慰めできなかったことが恨めしいですよ」
 「困りましたわねぇ」。
 「でも、これからは取り戻していきますよ。週に1度はお手合わせしたいですね」

 近田が膣穴から肉棒を抜き去り、口元に差し出す。近田を家に帰すに当たって、自分の体液に塗れた肉棒を入念に清める…。

 数日後、新聞を読んでいると、近田もめでたく〇〇中学校への異動が決まったことが活字の中に埋もれていた。父母会活動をきっかけに関係を持ってから長い付き合いになった。ここしばらくは疎遠にもなり勝ちではあったけれど、また頻繁に逢うことになるのかと心を浮き立たせている自分がいる。

 お互いはじめは肉欲にとらわれながらの付き合いだったが、年を経てみれば人生を共に歩んできた同士のような感覚でもある。

 「日本にいない間も、ケツ孔だけはオレの孔だからね、義姉さん」

 そう囁いて腸に射精していった義弟も3年間の海外勤務を終えて、もうしばらくしたら帰国してくる。

 朝のルーティーンで指を抜き差ししていると、近田や義弟だけでなく、これまで自分を出入りした男と肉棒が様々な思い出とともによみがえってくる。
 OL時代の上司のこと、娘の家庭教師のこと、出会い系で出逢った男たちのこと…。
 さらには父母や姉たちのこと、森下さんや社宅で一緒だった人たちのこと…。

 ここしばらく、いよいよ生理もこれまでのように判で押したような周期ではなくなってきた。ほぼ半世紀を生きてきた一人の熟女として、身体が覚えているうちに今までの思い出を書き連ねてみようと思う。


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