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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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ジェラシー-1


 不機嫌なときって本当に口を尖らせるんだな。
 ちらり、と横目で覗き見たしのちゃんの唇はさっきからずっと尖りっぱなしで、時折そこに差し込むストローで吸い込むメロンソーダの減るスピードは、古くて大排気量のアメ車のガソリンみたいに急速だ。
 ずずごっ、と音を立てて最後の一滴を吸い込んだしのちゃんが、カウンターの中のさおりさんに向かって「おかわり」と低く小さな声で言った。苦笑いしながらさおりさんがグラスを下げる。
 夏の太陽が沈みかけ、たそがれが空を覆っている。喫茶店の大きな窓に店内の様子やそこにいる俺たちの姿が映るくらいに外が暗くなり始めている。しのちゃんの不機嫌さの直接的な理由は、その窓の向こうに歩いていくふたつの影の右側、綾菜ちゃんだ。
 新しいメロンソーダとアイスコーヒーを用意したさおりさんが俺の前に立って、しのちゃんの前にメロンソーダの丸っこいグラスを置く。小さく頭を下げてアイスコーヒーの細いグラスを受け取った俺に、さおりさんがいたずらっぽい笑顔を見せる。

「お兄ちゃんひどいなあ。しの以外の女の子と仲良くなるなんて」

 さおりさんの一言に俺の手元が狂い、ストローの先端が口に入らず鼻の下をつつく。くすくす笑うさおりさんに愛想笑いを見せてからそっと右下に目線を送る。隣のスツールに座っているしのちゃんが、唇を尖らせたまま俺を睨んでいた。やばい、ヤキモチを通り越して完全に怒っている。

「いや、あの、そんなことないですよ全然。その、綾菜ちゃんちょっと人懐っこすぎるっていうか、いや」

 これが空虚な言い訳であることに気づいているのは俺だけ、だと思う。

「そうかなあ、お兄ちゃんなんかしたんじゃないの?」

 さおりさんの言葉が百パーセント、いや千パーセント冗談なのはわかっているんだけど、背中を一筋の冷や汗が伝うのがわかる。もう右下に視線を送る勇気はない。
 それにしても。どうにかアイスコーヒーを一口啜って息をつく。今日は結果的に、こういう流れになって助かったのかもしれない。


 火曜日の夜、二人しかいない綾菜ちゃんの家の寝室で、全裸の綾菜ちゃんにあのジュニアアイドルと同じ後背位ポーズを取ってもらって、綾菜ちゃんのふくらみかけパフィーニップルと生えかけの小6おまんこ、そしてその小6おまんこの恥臭で射精した俺は、駅からの道を走るようにして家に帰ると真っ先にパソコンを立ち上げ、あのジュニアアイドルのデジタル写真集フォルダを開いた。
 サムネイルにあの後背位ポーズを見つけ、ダブクリしてモニタに表示させる。画面に広がる、スク水姿で後背位のポーズを取る11歳のジュニアアイドル。うあ、さっきの綾菜ちゃんのポーズ、再現度完璧じゃんか。ベルトを外すのももどかしくチノパンとボクサーショーツを脱ぎ、とっくに勃起していてさっき綾菜ちゃんの寝室で射精した精液の匂いをかすかに漂わせているおちんちんを握る。全裸で後背位を取る綾菜ちゃんのすっ裸の12歳のパフィーニップルの乳頭や生えかけおまんこ、甘酸っぱい息臭や小学6年生のまだ未経のくせにオナニーは知っている綾菜ちゃんの12歳の恥臭を思い出して、画面に映るジュニアアイドルのスク水姿に重ね合わせる。唇に人差し指を立ててにっこりと微笑んでいるジュニアアイドルが「お兄ちゃんが小6ロリおまんこ見ながらおちんぽシコシコしてるの、みんなにはないしょにしてあげる」と ―CV綾菜ちゃんで― 言っているのを妄想した瞬間、右手の中のおちんちんがぴるっ、と射精した。
 一時間以内に三発目の射精でさすがに息が上がった俺は、ゆっくりと萎びていくおちんちんを握ったまま放心状態で座っていた。汗をかいた額の内側の脳でぼんやりと考える。これ、やばいな。次回も同じような流れになったら俺、本当に歯止めが効かなくなるぞ。そりゃ性に興味津々でどうやら反抗期で親から離れたがったりあえて悪いことをしたりしたがっている綾菜ちゃんの小6の身体はたまらないけれど、万一綾菜ちゃんに本気で手を出したりしたら最悪すべてが終わる。しのちゃんやさおりさんを裏切ることになるし、綾菜ちゃんの母親がさおりさんのように理解を示してくれるとは限らない。
 よし、今日のことは、ある意味突発的な事故だったことにして、次回からは綾菜ちゃんの誘惑、なんとかして振り切ろう。
 そう決意して迎えた土曜日の今日、煩悩を鎮めるためと自分の決意を再確認するために、左手にしのちゃんの「お守り」を握りしめながら液晶画面に映るしのちゃんの笑顔を見て、念のために二回、オナニーした。これで、綾菜ちゃんの誘惑を振り切れる、大丈夫だ。たぶん。
 約束の時間に喫茶店に着くと、綾菜ちゃんはもう来ていて、カウンターのさおりさんと笑いながら何かを話していた。店に入った俺に気づいて小さくウインクする。決意の防波堤にヒビが入りかける。いやだめだ、ここで負けたらあっというまに市中浸水だ。咳払いして動悸を鎮め、心の水防倉庫の鍵をあけて万一に備える。

「お兄ちゃん、おはよう。今日もよろしくお願いします」

 小さく小首を傾げ、かわいい前歯を見せて微笑む綾菜ちゃんにジュニアアイドルの笑顔が被さる。いやだから落ち着けってば俺。

「あ、うん、おはよう……じ、じゃあ、始めようか」

 火曜日と同じテーブル席には教科書やノートがすでに並べられている。向かい合わせに座る綾菜ちゃんの、ぷくんと丸くふくらんだピタTの胸が目に突き刺さる。綾菜ちゃんこれ、絶対狙って着てきてるよな、スカートもミニ丈で……ほらやっぱり、座ると膝の間からチェーリーピンクのパンツが丸見えじゃないか。急速に喉が渇き、さおりさんが用意してくれたアイスラフランスティーを半分ほど一気に流し込む。今朝のお守り効果が出ているのか勃起は抑えられている。


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