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『洋蘭に魅せられたM犬の俺』
【SM 官能小説】

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『洋蘭に魅せられたM犬の俺』-22

(13)
 純白に煌めくサテンのドレスを纏った麗様と漆黒のパンツスーツの男装の麗人のミカ様が二人並んで薔薇園を散歩なさっておられる優美なお姿を見上げているだけで、俺は十分すぎるほどの幸せな気分に満たされていた。
凛々しい美貌に柔らかな陽光が降り注ぎ、麗様はルノワールの描く光の渦の中でまどろむ貴婦人のような華やかな印象だ。神々しくて、涙が出るほどお美しい。
俺はこんな麗様のメス奴隷犬にして頂いている。媚孔から垂れている尻尾を引きずりながら、俺はお二人の後を四つん這いで従っていた。
そのことだけで、他に何も要らない。本心からそう思った。

麗様に支配して頂いている無上の歓びだ。奴隷とは本来そういうものだろう。支配するお立場の麗様は、ほんのたまの気紛れ程度にしか俺のことを思い出して下さらない。いや、普段は俺のことなど、虫けらほどにも気に掛けて下さらないはずだ。
それでも奴隷は四六時中、支配して頂いているご主人様、麗様のことだけを想いつづけて胸を焦がすのだ。それこそが奴隷犬である俺の存在理由だ。
薔薇の香りを吸いこみながら麗様の奴隷犬にして頂いていることの歓びに震える。これ以上のものは無い。

俺は長く垂れているフサフサの尻尾を思いきり振って、胸にこみあげる奴隷犬の想いを表わそうとした。
「あっ、あああっ」
尻尾を激しく振ろうとしたのが、いけなかった。バリバリッと稲光のような凄まじい閃光が網膜を灼いた。ミカ様の指先で教えられていた腸襞の性感ポイントを先端の瘤が擦り上げてしまったようだ。
「あら。ポチがメスの発情を始めたみたいよ」
ミカ様は軽蔑するような冷ややかな目で、尺取り虫のポーズに倒れ込んで女尻を突き上げている俺を振り返っていた。
「ふふっ。ミカさんのメス犬調教に逆らえるオスはいないってことね」
麗様は痺悦に溺れそうになっている俺を悠然と眺めておられる。
「麗様、ここからが見ものなのよ」
お二人が俺の近くまで戻って来られた。
麗様の口唇がほころんで、俺に何か小さく呟かれた。
ポチ、猥らなメス犬におなり。
そうおっしゃって下さっているように思えた。
俺は恥ずかしさも忘れ、紺碧の空に向かって突き上げているパンパンに漲った女尻を嫌らしい娼婦のようにクネクネと左右に振りたくり、それと同時に媚孔に埋まっている淫具の瘤をクイ、クイッと絞めあげた。瘤をギュッと吸い込んだ。
(あ、あああっ。す、凄いのっ……)
ミカ様の指戯の数倍もの凄まじい快感のマグマが子宮のあたりで沸騰を始めた。俺は知ってしまったのだ。アナルの奥深くに埋もれている痺れるような愉悦のマグマを。
後はその愉悦の源泉を深く掘り返すだけだった。
くびれた腰をクネらせ、洋蘭のタトゥに飾られた女尻を振りたくって尻尾の淫具を自在に操ればいいだけだ。
「ああんっ、おかしくなりそおっ」
「ポチは、はしたないメス犬になるのね」
「ご、ごめんなさいっ……で、でも、たまんないのっ」
お二人に眺められながら、あさましいアナルオナニーが止められない。
ミカ様が俺のフサフサした尻尾を持ち上げ、それをクイ、クイッと引っ張られた。
「はああっ。嫌ああっ。いいっ。イキそおっ」
引き抜かれそうになった淫具を絞めあげる腸襞の奥で快感のマグマが一気に弾けた。
「おまえは牝イキしたいんでしょ?」
男装の麗人のミカ様はどこまでも残酷だ。
「もっと尻尾をヒクヒクさせてご覧」
「えっ?」
「こんな風に自分で尻尾を立てるの」
 ミカ様は尻尾の先を掴んで、背中の方に持ち上げ、ツンツンと媚孔の奥に甘美な刺激を伝えてこられる。


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