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エロス・短歌倶楽部
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男と女との交わり-4

「大丈夫ですよ、美智子さん、無理しなくても良いんです」
柳丸は、目を瞑り涙を浮かべている美智子の裸の白い肩を撫でていた。
美智子は悲しいのではなく、何故か涙が止まらない。

もう片方の手で柳丸は
美智子の髪の毛を子供をあやすように撫でている。
二人の様子を見ていた男女は驚き、
じっと二人を見守っている。

しばらくすると美智子は泣き止み、
柳丸を見つめながら小さい声で言った。
泣いたことで、心が吹っ切れたようだった。

「ありがとうございます、柳丸さん……もう大丈夫です、
ご心配をお掛けしました」

「そうですか、落ち着きましたか、美智子さん」
「はい、どうかわたくしを……お願いいたします」
「えっ?」

「抱いてください、わたくしをお好きなように……」
「は、はい、本当に良いんですね」
「はい、よろしくお願いします」
「わかりました」

柳丸はこのときほど、彼女を美しいと思ったことはなかった。
裸で、自分の腕の中で泣いていたこの女性が愛おしくなっていた。
こんな気持ちになったのは初めてだった。
美智子の様子に驚いていた彼のペニスは勃起を止めていたが
このとき復活してきた。

その固さは前よりも増していた。

「美智子さん、そこに寝てください」
「は、はい……」

少し照明を落としたそこは、これから愛し合う二人の愛の花園になった。
静かに、ソファに仰向けになった緒上美智子の上に、柳丸は身体を重ねた。
そして彼は言った。

「目を瞑って……」
「は、はい……」

美智子の柔らかい唇は、柳丸の唇で塞がれた。
それを待っていたように美智子は男の舌を吸い、舌を絡めてきた。

「わたくしを狂わせてください」
「わかりました」

柳丸の左手は美智子の右の乳房を愛撫し、
右手を美智子の下腹の割れ目に這わせた時、
そこはしっとりと濡れていた。

さらに柳丸の手は、美智子の全ての白い肉体を這っていた。
首筋から鎖骨、そして柔らかい乳房は揺れ動いていた。
横を向いた美智子の背中、尻を男の手が這い回っている。

柔肌は餅のように柔らかく、柳丸の手に吸い付くようだった。
美智子は快楽の中で呟いた。

「あぁ…柳丸さん、欲しいです、あなたが欲しい……」
「え……わかりました」



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