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愛奴学園
【調教 官能小説】

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身体測定-1

〜冬夜視点〜
  見習いの調教を担当するようになってから、一日一日が短くなった。
調教に使用する用具から手伝いの手配だけでも事務作業は膨大だし、カリキュラムの設定も簡単ではない。各部屋の使用申請、片付けもあれば教室の整備も忘れてはいけない。 そういう裏方作業も含め、俺たちは、いや、現代の社会人は全てを完璧にこなすことが求められている。 もしも指導員という身分の上で失態を重ねれば、指導員から外されるだけでなく、御手洗家からも追い出されてしまうだろう。
 屈辱と疼痛の果てにつかんだ指導員という名のステイタスは、実質的にどうであれ、俺にとって唯一のよすがになっている。
例え限りなく無価値に近いものであったとしても、だ。
 最初の1年間が最もハードなのは、見習いたちはもちろん俺にも当てはまる。
指導員としてCグループ2組に一日中はりつく毎日が続けば、自分のことは全て後回しにするしかない。 事務は溜まるし、かといって体力は休まなければ戻らないし、クラスのために補習をだせば俺自身も指導対象になる。
 補習程度どうにでもなるが、全力で取り組めば疲れるのは当たり前だ。
現にかなり消耗してしまって、今朝は目が覚めてから布団をでるまで10分以上かかった。
寝覚めがいい俺にしては相当に稀な朝だった。
そういう意味で、土曜日のカリキュラムは見習いたちにとって『午前中のみ』という軽い負荷だし、俺にとっては『監督すればいいだけ』だ。
いわば見習いたち、指導員両サイドにとってようやく訪れた小休止なのかもしれない。
 そんなわけで、今日も調教が始まる。
 「起立! 礼ッ!」
「ご指導よろしくお願いしますッ!」
「点呼はじめ」
「いちッ」「にッ」「さんッ」「しッ」「ごッ」……。
 朝のHRは全員そろって定刻に始めることが出来た。
規則はそのものに意味があるというより、守ることに意義がある。
22番の号令に続き、点呼もきっちり10秒で済んだ。
委員長としての22番の働きぶりは、今のところ信頼している。
俺の顔色を実によく観察しており、自制心も効いている。 
全裸に首輪と靴下、上履き姿の少女たちを連れて移動開始だ。 
 目指す目的地は『大広間』。
離れA棟から渡り廊下をわたって、離れB棟にゆき、そのまま建物を出ずにまっすぐ進めば『大広間』がある。
 俺達2組が一番のりだった。
靴を脱いで素足になり、体育館中央に出席番号順4列縦隊になる。
新入生たるCグレードには、衣服を含め最低限の着衣自体を認めていない。
私語をする見習いは1人もなく、みんな言われないうちに待機姿勢1をとり、大人しく私の次の指示を待っている。
 今まで多少厳しいカリキュラムで臨んだ効果だろうか、それとも俺が受け持つ見習いは気が弱い見習いが多いのだろうか。
どちらにしても従順というのはいい傾向だ。
 俺達が並び終えたタイミングで残りのCグループ、忍さんの1組と、語さんの3組が大広間に現れる。
忍さんは見知らぬ牝奴隷を連れているな。
 見習い達は一様に強張っていて、一目みただけで怯えているのが伝わってきた。
一方、俺の2組はどうだろうか。 一応怯えてはいるのだろうが、パッと見ただけでは感情がいまいち分からない。
みなが俺に注視しているので、それなりに落ち着いているように見える。
 私たち2組を挟む形で1、3組が整列し、初日以来Cグループ全見習いが揃ったところで、俺は列の端へ移った。
 中央に俺にかわって学年担任団で最もキャリアが長い語さんがでてくる。
腰に手をあてて胸をはり、生徒を睥睨する姿は、大柄なせいもあって威圧感がただ事ではない。
表情は柔らかいし、目じりは下がって微笑んでいるのだけれど、笑顔を額面通りには受け取れない違和感がある。
場違いな笑顔は、怒りや悲しみよりも白々しい。
 「これからお前たちには身体測定を受けてもらう。成長、適性、不適切な部分を把握するために、数字を利用することは非常に有益なことでだ。把握するだけではなく、これからどのように工夫すれば社会に役立つ心身になるか、方針を考えることにもつながる。例えば体重と身長にアンバランスがあれば、食事を節制したり、サプリメントを調節して特定の栄養素を増やすことで解消できるな。低カロリー高蛋白にする必要があるならば食事全体を昆虫食に変えてもいいし、逆に高カロリーにするなら奴隷から搾乳した脱脂粉乳を配給してもらうこともできる。体格や筋力から運動の必要も吟味できるな。球技のような運動の実施によって柔軟性をあげるべきか、ウェイトトレーニングで筋肉そのものを鍛えるべきか、ダンスやランニングで基礎体力を培うべきか。それとも運動に取り組む以前に、お前たちの汚いチツマンコやケツマンコの内臓筋から取り組まなければならないのか。実際のデータがないことには工夫そのものを始めることすら出来ない」
 シーン、と静まる大広間。
と、ギギィ……倉庫の扉が開く。 メイド服といってもきわめて丈の短は短く、太腿は付け根まで露わになったものに身を包んだ下働きが、それぞれ測定器具をもって現れた。 見習いの身体測定は、計測するのは下働きで教師はあくまで監督役、という流れになっているという。


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