未亡人との歪な関係④-8
祥太はストッキングのざらざらとした感触を舌で楽しむように何度もキスし、何度も舐め上げる。
「あ、ああっ」
「先輩……綺麗……」
Tバックを履いていることによってクレバスを隠すギリギリであるラインを祥太は舌先でなぞった。
「あぁっ……豊田く、んっ、そんなとこっ……」
恥丘のギリギリを、オフィスという普段の仕事場で責め立てられている非日常的な事態。
そして、祥太は細い布で隠されたその部分に、ついに唇を触れる。
「く、っ…ぁっ……そこ、ダメっ……」
強制的に発情させられた、蒸れたそこに、祥太は愛おしそうに、優しく何度もキスをする。
薄布越しとは言え、その刺激は強烈なものだった。
「き、汚いから……は、ぁっ」
何とか耐えているが、奥歯が寒くもないのにカチカチと鳴る。
目の前が明滅し、くすぐったさにも似た、言いようのない感覚が下半身を襲う。
発情したそれを、もっと見たいーー祥太はストッキングと下着両方に手をかけ、太ももの辺りまで躊躇なくずり下ろした。
「あっ、見ない…でっ……」
祥太は佳織の制止する言葉も聞かず、両手の親指で臀部を左右に広げる。
クレバスが左右に広がり、赤い果肉からぬめった体液が零れ落ちそうになって、周囲に生えた毛まで濡れてしまっていた。
「すごい、先輩の………キス、ここ……したい…」
「そ、そんなとこしなくていい、お願いっ、あぁ、ん」
体をねじらせ、抵抗しようとするが、臀部を押さえ込まれ、祥太はそこに顔を押し付けてきた。
舌先は体液が溢れ出る窪みを捉えていた。
佳織の膝は内側に曲がり、がくがくと震え、テーブルに手を付いていなければ膝から崩れ落ちてしまいそうになっていた。
「キスはしていいんですよね、いっぱい、しなきゃ……このお口と」
「んん、も、ぉダメっ………そんなのキスじゃ、なっ……いっ」
「ここからヨダレ、止まんないですよ……？」
「なっ、だって……豊田くんが、ひどいことするからでしょ……？！」
「武島先輩にだってされてるくせに」
じゅるじゅるとそこから溢れる体液を吸いながら、祥太は言う。
「武島くんは豊田くんみたいに乱暴なこと、……しなっ……んんっ、や、だっ」
隼人と比べられ、祥太の怒りが込み上げてくる。
クレバスを広げたまま、佳織の一番敏感な陰核に舌の腹をぐぐっ、と押し当てた。
「クリ、すごい……しこってる」
赤く腫れ上がり、まるで射精したい男根のようにそれ自体は快感を求めている。
だが、明らかに素直になれる状況ではないーーキスをするだけと言った十五以上離れた年下の男に犯されかけてしまっているのだ。
「んん、ゆ、許して………も、もう……やだ、豊田くんっ……」
押し当てた舌の腹をずらし、びくびくと震えて固くなったそこを舌先で何度も何度も弾く。
「や、やだ、それ、やだっ………は、ぁっ、もぉっ……」
腰ががくがくと震え、絶頂の階段を登り始めていた。
子宮がぎゅううっと締め付けられだしている感覚が佳織にはわかった。