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精神科医佐伯幸介のカルテ
【女性向け 官能小説】

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カルテ3 木村怜香 32才独身 脳神経外科医-5

幸介が怜香の両腕を後ろへ回しナプキンを使って手首を縛り固定した。
「なに?何してるの?よしなさい!」
怜香が声を荒げる。
しかし幸介は椅子ごと怜香を持ち上げると自分に向けた。
そして今度は片足ずつ、椅子の脚にしばりつけたのだった。
瞬く間に椅子に固定されてしまった怜香が力をこめてもがいてみても椅子はびくともしない。
いまさらながら高級な家具を恨んだ。
「ちょっと、コラ!怒るわよ」
怜香は気を強く持って幸介に当たった。
身動きを封じると、幸介はテーブルの果物ナイフを取ってタンクトップの肩紐に差し込み一気に切りさく。
肩紐を切られたタンクトップだが、豊かなバストが胸元でそれを受け止めて乳房が露になることはなかった。
続いて幸介は、ミニスカートのサイドにもナイフを入れた。
ビリッ、ビリッという音とともにスカートは切り裂かれていく。
そして裾まで切り裂かれたスカートを力まかせに剥ぎ取った。
無残に裂かれたタンクトップと鋭角に切れ込んだショーツだけが残った。
タンクトップからは胸の谷間が深くまで望める。
乳房の上半分は青く血管を浮かび上がらせ淫靡な風景を描き、鼓動にあわせ大きく上下した。
怜香はそれでもきつく幸介を睨み「今に見ていなさいよ」と唾でも吐き捨てるように言った。

幸介は意に介した風も見せず上着のポケットから何かを取り出し怜香の前に跪いた。
怜香は幸介の様子をジッと伺っている。
何かを握った右手がくるぶしからゆっくりと上昇してくる。
触れるか触れないか微妙なタッチだ。
幸介が何を握っているのか気にはなったが、顔を横にそらせることで指の刺激に耐えた。
目で追ってしまうと身体が反応してしまいそうだった。
ショーツの作り出す鋭角なラインまで指が到達すると、幸介は隙間から何かを滑りこませた。
その後、幸介はゆっくりと立ち上がりダイニングルームの片隅にあったソファーに深く腰をおろしたのだった。

怜香の真正面に幸介は座った。
ゆったりと煙草をくゆらせ始める。
無言で幸介を睨み続けていると、突然怜香の股間に振動が起こった。
あやうく声をあげそうになるが、唇をきつく噛み締めることでそれに耐えた。
敏感な突起に振動が送られ快感になる。
快感は下腹部からせり上がり脊髄を通して脳にまで届いた。
「や、止めなさい。こんなことをして、ただですむと思って・・・あっ」
口を開くと喘ぎ声が漏れてしまう。
怜香のプライドは抗議さえ不可能にした。
肉体は正直に反応し愛液を溢れさせる。
愛液がローターと絡まって、快感を大きくする。
幸介は眺めているだけだ。
怜香は、股間の振動と幸介の視線によく耐えた。
30分はそのまま過ぎただろうか、幸介の使う灰皿に2本の吸殻があった。
黒いショーツを滲み出した愛液が椅子を濡らしていた。
幸介は3本目の煙草を灰皿に落とすと、ようやくソファーを立ち上がり歩み寄ってきた。
怜香の視線は強さを無くし力なく幸介を見つめた。

刺激を堪え頭を振ったため、ストレートの髪が乱れて顔にかかっている。
快感を堪え、屈辱に耐え、上気した怜香を幸介は素直に美しいと感じた。
だから怜香の耳にそっと指を伸ばし、乱れた髪を直しながら幸介は言った。
「綺麗だよ、怜香さん」
その優しい声を聞いたとき、怜香はついに「あ、ああ・・・」と小さな喘ぎを漏らした。
幸介が服を脱ぎはじめる。
シャツの下から筋肉質の胸板が現れた。
脂肪は僅かにも無く割れた腹筋があった。
これ見よがしに作り上げた筋肉ではない。
自然の強さを感じられる上半身だった。
ベルトに手をかけ、ファスナーを下ろす。
スラックスの下には白いボクサーショーツがあった。
ショーツの前が大きく膨らんでいる。
怜香は、幸介の仕草を美しいと感じ、野性的な身体に色気を感じた。
はやく続きを・・・と願い、幸介の股間から視線を外せないでいる。
ボクサーショーツに両手をかけ、躊躇することなく幸介は床に下ろした。
そこには想像以上の男があった。
怜香はジッと見つめる・・・。
幸介が怜香の顎に指をそえると自分に向けた。
「あっ、こうすけドクター・・・」
心臓が撥ね、怜香は幸介の名前を呼んだ。
大きめの鼻と、薄く引き締まった唇が男の色気を作っている。
魅惑的な顔だと思った時、その薄い唇が信じられない言葉を放った。
「シャワーを浴びてくる」
そうして幸介が部屋を出ていくのだった。
「ちょ、ちょっと待って!私も、私もいっしょに・・・」
怜香は叫んだが、幸介は聞こえないように姿を消してしまった。
幸介の消えた部屋には、股間で暴れるロー・ターの音がむなしく響きわたった。
「あん、ああ、あああ〜、もう、もうダメ!もう我慢できない!いい、いいよ〜」
ひとりになった怜香は大きな喘ぎ声をあげローターの刺激に反応した。
股間を椅子に押し付けると、ローターがクリトリスを痛めつけビクンと腰が反応する。
それにつられて豊かな乳房が大きく揺れ、タンクトップをずり下げていった。
「あ〜いい、いく、いっちゃう」
怜香が達した。


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