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王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語
【ファンタジー 官能小説】

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第二十八章 悪魔の最期-4

生気を吸い取られているとも知らずにルナは喜びの声を叫んでいる。

「おおおお・・美味いぞ、ルナ・・・
 おおー・・生気が・・生気がみなぎる」

おぞましい大トカゲが快楽の声を上げる。

マチルダの瞳に怒りが込上げてくる。
それに気付いたアズートは、勝誇ったようにルナを突上げていく。

「くっくっく・・・マチルダよ・・・。
 待っていろ、直ぐにお前も味わってやる。
 さっきまでディオンの精気をタップリと吸っていた
 お前をな・・・くっくっく」

マチルダの瞳が怒りに燃えていく。

その金色の光りに反応して聖剣が微かに輝いていった。
それに気付かぬアズートは更に激しくルナを犯していく。

「ああああ・・あああ、ううー・・・」

ルナの若い生気をタップリと吸って満足したのか、アズートはルナを放した。
蛇にまとわりつくネットリとした白い糸が、ルナの身体中の穴から伸びて消えた。

「待たせたな、マチルダよ。
 タップリと可愛がってやる」

そのスキを逃さず、マチルダの手が伸びた。
素早く聖剣を持つと、それは金色の閃光を強く放った。

「ウギャー・・・」

予期せぬ攻撃にアズートは目を潰した。
すかさずマチルダは両手で聖剣をささえ、大トカゲに向かって突進していった。

「ギュワワワー・・・」

この世の物とは思えぬ叫びを上げてアズートは仰け反った。
聖剣の金色の光りがウロコを通して、身体の奥深く見えている。

「お、おのれえぇー・・・」
断末魔の叫びを上げながらアズート、は尻尾から蛇をマチルダに放った。

「ああっー・・・」
何十本もの蛇が、マチルダの首や胸に噛みついていく。


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