投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ヤクトリの女
【熟女/人妻 官能小説】

ヤクトリの女の最初へ ヤクトリの女 69 ヤクトリの女 71 ヤクトリの女の最後へ

進展-4

真理子はビールを3本と自分用にパンと小さなペットボトルのお茶を買った後、例のビルに向かった。ビルの裏口は開いており、明かりの蛍光灯は点いていた。裏口を施錠して管理人室に向かう廊下の蛍光灯も点いていて明るい。

管理人室のドアも施錠しておらず、中に入ると最初の四畳半の蛍光灯も点灯していた。ドアの鍵を掛け四畳半に上がり、

「失礼します。」

と声を掛け襖を開ける。銀三がこちらを振り向き、

「よっ、いつも午前様だな。」

と声を掛けてくる。銀三は短パンにTシャツのラフな格好だ。テーブルに置かれたノートパソコンの画面に時代劇と思われる動画が映っていた。真理子がコンビニの袋をテーブルに置き中からビールを3本出して銀三の前に置く。

銀三が立ち上がり押し入れの襖の上にハンガーで吊るした衣類から財布を取り出すのを見て真理子が、

「お金は結構です。」
「この前ご馳走様なったお返しです。」

と言うと銀三は笑い、テーブルの前に座るとビールを一本真理子の方に押しやり、

「なら多すぎだ、これはアンタの分だ。」

と話す。真理子が生真面目に、

「勤務中に飲む訳には…」

と断ると銀三は面倒くさそうに、

「もう止めろよ、そうゆうの。」
「今はプライベート見たいなもんだろ。」
「お前は俺の女なんだからな。」

とややアルコールで赤くなった顔で真理子を見ながら話す。真理子は俯いて聞いていたが微かに頷き、

「パンを食べた後に頂くわ。」

と答える。銀三は笑顔で頷くと手に持った飲みかけのビールを飲み干す。ノートパソコンの動画画面を閉じて、

「監視カメラのさっきまでの録画分だ。」
「見るだろう。」

と言うとノートパソコンの上に置かれたsdカードを指さし、ノートパソコンを真理子の方に押しやる。真理子が、

「ええ、ありがとう。」

と応じると、早速sdカードをノートパソコンに挿して再生する。拠点の内、元喫茶店のみ監視対象から外したので真理子が確認する必要があった。パンを食べ合間にお茶を飲みつつ、監視映像を見ていく。

動きが無いところは、早送りして確認していく。銀三が隣に来てパソコン画面を見ながら、

「午後の人の出入りが有るところで停めてくれ。」

と話す。真理子が頷き、

「ええ、何か動きが?」

と聞くと銀三が、

「いや、そろそろアイツの間抜けヅラ見といた方が良いんじゃねぇか。」

と言う。真理子も最もだと思った。要保護者で情報提供者なのだから。拠点のメンバー全員の顔写真は既に捜査課のホワイトボードに貼られていた。メンバーは固定されている様で、他の拠点も同じの様だ。

以前と同じ様に10時前位に半グレのメンバーが数人やって来て11時過ぎに幹部の菅原がツープッシュの補充と売上の回収にやってきた。

真理子はパンを食べ終わるとお茶を流し込んで飲み干す。すかさず銀三がビール缶を開けてやり真理子に差し出す。真理子は苦笑いして受け取ると少し飲む。喉にビールの流れる感触が心地良く感じた。

もう少し飲んだ時人の出入りが有る、手荷物を持っていた。真理子が監視映像を一時停止にすると、

「そいつじゃねぇ。」

と銀三が言う。真理子が頷き再生を開始して、早送りに切り替える。暫くして、喫茶店のドアが開くと再び真理子が映像を停止する。出て来たのはアラサー位の体格の良いスポーツ刈りの手荷物を持った男だ。銀三が画面を睨み、

「そのアホヅラだ。」

と言う。真理子はコマ送りに切り替えて男の顔が良く見えるところで映像を停止した。真理子が、

「彼との連絡は、銀三の知り合いに掛かって来るの?」
「それとも銀三さんに?」

と聞く。そして映像を一時停止から再生に切り替え、すくに早送りしていく。銀三は、

「前は俺のツレを通してだったが。」
「昨日から俺に連絡してくる様になった。」

と面白く無さそうに話す。真理子は映像を見ながら合間にビールを飲んでいく。配達の手荷物や宅急便らしい小さな段ボール箱を持った男達が出入りしていく。真理子は、

「その人の名前聞いて無かったわね。」

と苦笑いして聞くと銀三はつまらなそうに、

「リュウだ、本名は知らん。」

と言い関心も無さ気だった。真理子が苦笑いして、

「銀三さんから連絡は取れるの?」

と聞くと銀三は首を振り、

「取れない。」
「最近、アイツはスマホを取り上げられたんだと。」
「外に出た時に公衆電話で掛けてくる。」
「ご苦労なこったぜ。」

とせせら笑う。銀三は続けて、

「アンタの番号教えようとしたんだがな。」
「俺に間に入ってくれとよ。」
「面倒臭ぇな。」

と嫌な顔をして話す。監視映像は薄暗くなり、拠点の連中が集団で出掛けて行く。銀三はそれを見て、

「飲み食いしに行くとこだな。」
「今日は会合で見張りが少なくてハメ外したそうだ。」
「下っ端のヤツが一人だったんで酔い潰してよ。」

と話す。真理子は残りのビールを飲み干す。銀三が次のビール缶を勧めるが首を振り断る。銀三は肩をすくめ自分がゴクゴク飲み始める。映像は、拠点の連中が10時過ぎに帰ったところを映していた。何人か抱き抱えられていた。

「連絡が入って慌てて帰ったそうだ。」

と銀三が映像を見て説明する。暫くして拠点に会合の為出掛けたであろう2人が戻って来た。少しして数人が帰宅の為か拠点を出た後は動きは見られない。真理子がパソコンの映像の画面を閉じてsdカードを取り出すと自らの上着に入れる。


ヤクトリの女の最初へ ヤクトリの女 69 ヤクトリの女 71 ヤクトリの女の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前