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愛奴学園
【調教 官能小説】

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1時間目 歴史-2

 「美紀、この奴隷貿易で多く取引されたのは牡奴隷と牝奴隷どちらが多かったと思う?理由も合わせて答えなさい」
「はい。高値で取引されるため、資金源にもなりますし、イスラム教は一夫多妻制なので牝奴隷だと思います」
 「その通りだ。奴隷3人のうち2人は牝奴隷だったといわれている。美紀がいった理由の他に、北アフリカの地理上貿易をしなければ生活出来ないが、輸出するものがないためや、身代金を請求するためといった理由もあるな」
 予習しておいて良かったです。
ですが、びっくりするのでいきなり当てないで欲しいものですね。
 「牝奴隷の主たる落札者だが、商人や有力な権力者がおおかった。1000人以上の牝奴隷を従えた商人もいたそうで、取引額は多いと二階建ての家がたつぐらい高値で取引されていたそうだ」
1000人…。
そんなに落札してどうするのでしょうね。
 「牝奴隷のオークションだが、牡奴隷と同じように公の場で行われることもあったが、容姿の良い牝奴隷や歯並びのいい牝奴隷のオークションは高値で取引のため、商人の邸宅で開催され、全裸で審査を受けた後に皇室などのハレムに送られた」
 「ハレムとは、アラビア語の『ハラム』に由来しており、もともとは『禁じられた』という意味である。そこから派生して、王宮や家庭において、よそ者の入り込めない限られた空間、すなわち『後宮』を指す言葉として用いられるようになった。ハレムに入ったばかりの牝奴隷は『新入り』と呼ばれ、イスラム教に改宗させられた後に新しい名前を与えられ、役職持ちの牝奴隷からハレムで働くにふさわしい牝奴隷となるため、振る舞いや読み書き刺繍や手芸あるいは音楽やダンスといった訓練を受けた。ハレムには序列があり、1番上になれば大きな権力を持てるため、ご主人様に気に入られようと、訓練に邁進した。また、宗教祭や王族の結婚式など、慶事のさいには特別の下賜が行われたし、衣服や生地は、日常的に支給された。ハレムの女官としてふさわしい身なりをすることが求められたのである。母后や王女、夫人や愛妾など、ハレムの高貴な女性たちに仕える侍女に任命される牝奴隷もおり、とくに母后の侍女は、皇帝の妻妾の候補者でもあり、将来の見込まれた牝奴隷が配属された」
容姿が良ければ、奴隷にしてはいい生活ができたということですね。
私達もそうなのでしょうか?
 「牝奴隷につけられた、新しい名前だが、花や宝石、あるいは美しさにかかわるペルシア語の単語が多かった。身体的な特徴や自然にまつわる名称も、よく用いられたようだ。この命名は、彼女たちはあくまでご主人様の所有物であるという性格を、よく表しているといえ、こうした名を、一般の女性は名乗らない。市井の人々がこれら特徴のある名を聞けば、彼女はハレムの奴隷だ、とすぐに悟ったに違いなかった。新しく名前を与えられた牝奴隷は、みずからの名前を忘れぬよう、そしてほかの牝奴隷共に名前を憶えてもらうため、紙に名前を書いて胸に縫い付けられた」
そうでもありませんでした。
やっぱり奴隷がいい暮らしをするのは無理なのですね。


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