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出会いはSTARTなり
【青春 恋愛小説】

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始まりは道楽なり-3

「……皆行っちゃったね」
「あぁ…お前は行かなくていいのか?楓」
「うん、川ではしゃぐのもね」
結局俺と楓だけになった

「航……航はなんでバスケやってるの?」
「ん?あぁバスケな………面白いからかな〜なんつうか気付いたらバスケが好きだったから良く分かんねえんだ」
「バスケの他に好きなことある?」
「…ん〜…分かんねえや、考えたことねえ。俺にはバスケしかねえから」
言い忘れてたが俺はバスケ部のキャプテンになった
まだバスケのことはいろいろあるけどその話は後ほど
「ホントにバスケ好きなんだね…」
「あぁ…」
「じゃあ……好きな人は?」
「そうだな…………え?」
「な〜んで〜もない」
そう言って楓は上流に走って行ってしまった

なんなんだあいつは……わけわからん


その後夕飯の時間にはみんな集まった
秋奈と哲也が魚を捕まえてきていた

「うめぇ〜…バーベキュー最高!!」
「そうだな田辺ぇ〜わははははは!」
先生はビールを飲んでいた
「先生ぇ〜いいな〜」
「未成年だろお前ら」
先生のまわりにはいつのまにかビールを欲する生徒たちのわだかまりが出来ていた

「はぁ〜食ったことだし寝るか」
部屋にもどると憲司が早々と寝ていた
この宿舎には同じ番号の部屋が二つずつある
女子と男子を分けるためである
「さあて寝るか〜」
そのまま俺は眠りに落ちた
次の日に悪夢があることも知らずに





翌日

2日目は朝から1日中ジオキャッシングだそうだ
1日かかるほど難しいようだ

「さあ行くぞー!」
何故か哲也が指揮をとり俺達はSTARTした

「…疲れた…」
憲司早くもダウン
「羽神君頑張ろうよ、ほら〜バスケ部でしょ」
姫野が憲司を励ます
あいつらお似合いだな
「あ…あぁ分かったよ」
微妙に照れてる


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