保険-9
真理子の膣からの白い塊の愛液が銀三の性器に絡み付き、真理子の性器の周りを彩る。銀三はそれも動画で撮っていくとスマホを置き、再び真理子の尻を鷲掴みにして全力でピストンする。真理子自身、何度目か分からない絶頂を迎えると銀三は性器を膣から抜き、
「口開けろ！」
と言うとスマホを構えて、真理子の顔を跨ぐと左手に添えた巨根を真理子の顔の上に持って来て、
「うっ。」
と軽く呻くと大量の精液を真理子の顔の上を移動しながら撒き散らす。言われるがままに開いた真理子の口にも放り込み、絞る様に精液を出すと性器を真理子の口に押し込む。
「中の精液、吸い込め！」
と命令すると真理子は嫌がる様子も無く素直に従う。そればかりか、銀三が性器を真理子の口から抜こうとすると両手で掴んで亀頭から竿、玉袋と念入りに舐め廻して銀三が止めさせるまで口の回りに涎を付け一心不乱に続ける。
銀三はお掃除フェラまで動画を撮るとスマホを置き真理子の縄を解く。ぐったりしている真理子の様子を伺うと意識は無いが呼吸は有り、脈もまあ普通に思えた。
四畳半の部屋から袋とティッシュ箱を持って来て真理子の顔の精液や体に付いた体液などをタオルやティッシュで拭き取る。
真理子を風呂場に抱えて運び、浴室用椅子に座らせる。銀三はざっと自分の体をシャワーして流す。そして、真理子の体を温度を高めにしてシャワーしながら体をマッサージしてやる。
暫く体を縄で縛っていたので血行を促す為だ。縄の跡を見ながら、
（旦那にバレ無いかな？）
と思っていると真理子が体を動かすと意識を取り戻した。回りを見て状況を察した様だ。おもむろに、
「自分でやるわ。」
と呟くので、銀三はシャワーヘッドを渡してバスタオルで自分の体を拭くと浴槽の蓋の上の袋を指差して、
「中の物を使ってくれ。」
と言うと風呂場を出て、風呂場の扉を閉めた。真理子が袋の中を見るとタオル、バスタオル、女性用シャンプー、クレンジングオイル、携帯用ティッシュなどが入っていた。
銀三は、隣のトイレ掃除を始めた。便器掃除やトイレの床などをトイレットペーパーや流せるトイレ用シートで拭き取る。
終わると風呂場とトイレの前の廊下を同じ様に汚れを拭き取った後モップ掛けする。廊下とトイレに多めに匂い消しのスプレーをしていく。
銀三は、奥の四畳半の使用した敷布団用シーツを大きめの透明袋に入れる。部屋の汚れを掃除用のウエットシートで拭き取った後雑巾掛けする。
ゴミ箱のゴミや掃除で使ったシートなどを袋にいれて部屋に消臭スプレーを撒いていると真理子がスタスタとやって来た。バスタオルを巻いた格好だ。
銀三に近づくなり、いきなり平手打ちをするがその手を銀三に掴まれ目的を果たせない。真理子は銀三を憎々しげに睨み付け、
「あんなにおぞましい、酷い事する何て！」
「約束も破って、レイプまで！」
と大声で怒鳴り付ける。銀三は笑い、
「保険を決める時は、内容確認しないとな。」
「確認しない、アンタが悪い。」
「ありゃ、レイプじゃ無いだろ。」
「アンタのマンコ涎ダラダラ垂らしてたじゃねぇか。」
と嘲笑すると真理子はカッとして、反対側の手で平手打ちしようとするが、それも銀三の手に阻まれる。銀三が真理子の手を離しながら、
「拠点、確認しなくて良いのかい？」
「早く服着たらどうだ。」
と促すと真理子は銀三を睨みながら、上着とパンツが掛かったハンガーの所に歩き、ハンガーの下に置いてある自分の下着を身に付けていく。
真理子は、先程までの銀三の行為に激しい怒りと当分忘れる事が出来ないであろう羞恥心で一杯だった。それは、縛られ浣腸された事だけで無く銀三の事前の約束を破った性器挿入とそれによって自分が痴態を再び晒した事も含まれていた。だが真理子は、
（今は、思い返すのは止めよう！）
（反省は後だわ。）
（拠点の場所に集中よ！）
と自分を何とか落ち着かせて冷静になろうとする。真理子がパンツと上着を着てソックスを履いていると、銀三は四畳半の二つ部屋を仕切っている襖を開けるとガラス戸も開けて解放的にする。
受付の小窓と台所の前の余り大きく無いサッシの窓も開ける。台所の前は外では無く裏口の隣付近のちょっとしたスペースになっていた。
銀三が管理人室全体に消臭スプレーを散布して終わると真理子を見て、
「行くか。」
と言うと管理人室のドアに向かう。真理子も続き、銀三の後を追う。銀三は管理人室を出ると、裏口では無く奥の方に廊下を進むので、
「何処に行くの？」
と真理子が訝し気に聞くと銀三は立ち止まらずに、
「屋上だ、拠点が良く見える。」
「拠点は、このビルの裏通りに有る。」
「このビルの向かって左側二軒隣の前だ。」
と言うと真理子は、
「そんな偶然有るのね。」
とやや驚いている。銀三が首を振り、
「偶然じゃねえ。」
「あの阿呆は、俺の臨時の寝床知ってんだ。」
「一度だけだが知り合いと一緒に来た事がある。」
「知り合いが差し入れしてくれた時に、部屋には入らなかったが。」
とムカつく様に話す。イチがここに来て、美味い鳥のたたきだと差し入れしてくれた事を思い出す。銀三が鳥のたたきが好きなのを知っていたからだ。
銀三が中に入る様に促すとイチはツレがいるからと断った。イチが見た方に少し離れた所でリュウの姿を見えた。