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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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未亡人との歪な関係@-1

友達の母親は未亡人
最終章ー『未亡人との歪な関係』




「ーーえ?旅行?」

十月の頭。定時の頃、一階に降りるエレベーターに乗り合わせた門井悠斗から切り出され、驚きながら飯塚冴子が聞き返す。

「いや、本当は……佳織さんと、その息子と三人で行く予定だったんですけど」

悠斗曰く、悠斗と恋仲の本間佳織の息子は、二人の関係性を知っているらしい。
それで三人で旅行でも行かないかと佳織の息子が提案したらしいが、提案した本人が急な出張が入り、行けなくなってしまったと。
折角ゆっくりできる機会だし、キャンセルするのも勿体ないので、佳織が冴子を誘ってはどうかと提案したらしい。

「十月末なんですけど…。すみません、二人きりになるタイミングがなかったので、帰り間際に……。箱根なんですけど。関係性知ってる人じゃないとまずいので、飯塚さんってことになっちゃって」

「あたしは別に、温泉入れたら嬉しいからいいんだけど。女独り身のアラフォーなんて土日に予定もないし」

ケラケラと冴子が笑いながら言う。

「佳織さんが提案したにしたって、大丈夫なの。あたしがいて嫌な思いしないかな。あたしは平気だけど」

「大丈夫なんじゃないですかね。もし来たら、楽しみだって言ってましたよ」

そんな会話がなされ、冴子はその旅行の提案を承諾した。

当日は小田急線のロマンスカー乗り場を目の前にした改札で待ち合わせをして、箱根に向かうこととなった。
以前三人で会った時のような緊張感はなく、車内で佳織は和やかに冴子と話をしていた。

旅館の部屋には露天風呂がついており、冴子はとても喜んでいた。
悠斗はさすがに露天風呂に三人で入るのは気が引けたため、「俺は大浴場に行くから、先に二人でどうぞ」と言い残し、部屋を出ていく。

「ふふ、やったあ。佳織さん、本当にお誘いありがとうございます。すぐお風呂入れるようにって、わざわざすっぴんで来たんですよ〜」

冴子は大きめの伊達メガネを外して、部屋に置いてある浴衣を佳織に手渡すと、するすると服を脱いでいく。

「一緒に入りましょ?」

「うん、そうね」

二人とも服を脱ぎ切ると、佳織は少し恥ずかしそうにしながら、二人で露天風呂へと向かう。

「あ、シャワーがひとつしかないなぁ。佳織さん、椅子使っちゃってください。あたし、軽く流して入っちゃいますね」

冴子は佳織を椅子に座らせて、クリップで自身の髪の毛をまとめたあと「先に体濡らさせてください」と一旦シャワーを借りて、佳織の座る横で、ボディソープを塗りたくる。
膝をつきながらボディソープで体を洗う冴子を、佳織はシャワーで体を濡らしながら切れ長の目でちらり、と覗き見る。

細く、猫のようなしなやかな体。
それには似つかわしくないふわふわの胸。
メイクをしていないというのにはっきりとした目鼻立ち。
女の佳織でさえ、その体に惚れ惚れしてしまいそうだった。
さらには、車内での会話を思い出しても、彼女はさりげなく気を使ってくれた。悠斗が先輩として信頼するのも頷ける。


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