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愛奴学園
【調教 官能小説】

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水曜日 古典-1

 「今日は古典よ。国語が現代の文体に至る経緯を学びつつ、過去の思想や関心に触れることができ、さらに単語に隠された意味も知ることができるという、一石二鳥ならぬ三鳥、四鳥の学問ね。 書き下し文や古代仮名遣い、活用形や助動詞接続、返り点や再読文字といった文法事項は、既に先週教えましたね。
 今日から本格的に、古典の授業が始まるわけですが、私の授業では、『普通に読み込んだ上で、改めて現代風に直したのち、詳しく読み込んでもらいます。これを順に『精読』『通読』『解釈』というわ」
 カッ、カッ、カッ。
 「では、精読してもらいましょう。キチンと予習していれば簡単のはずよ。桜」
「かしこまりました」
 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の断りをあらわす。おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢の如し。たけき者も遂には滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。遠くの異朝をとぶらえば、晋の趙高、漢の王莽、梁の周伊、唐の禄山、これらは皆、旧主先皇の政にも従はず、楽しみを極め、諫めをも思ひ入れず、天下の乱れんことを悟らずして、民間の愁ふるところを知らざつしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。近く本朝を伺うに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信頼、これらは驕れる心も猛きことも、皆とりどりにこそありしかど、間近くは六波羅の入道前太政大臣朝臣清盛公と申しし人の有様、伝え承るこそ、心も詞も及ばれね」
「そこまでです。これは平家物語の冒頭ですね。では、平家物語の時代背景を答えなさい。彩乃」
「はい。旧世紀です」
「それでは不十分よ」
「えっと…」
 菖蒲様が彩乃ちゃんの首を絞めていきます。
「…。」
 「時間切れお前は予習もしていないようね。ほんとダメな性奴隷だこと。お仕置よ」
「申し…訳…ござい…ません」
 菖蒲様は首輪を1度外し、恐らくきつく締め直したのでしょう。
彩乃が苦しそうに謝罪しました。
 「授業が終わるまで緩めることは許しません。戻りなさい」
「かしこ…まり…ました」
 「同じ質問よ。夢」
「はい。旧世紀中盤で、貴族と武士が時代の主役を争った混沌の時代です」
「そうですね。戻りなさい」
「かしこまりました」
 「この前文部分は何を表しているでしょうか?優奈」
「はい。何事も驕り昂ぶる者は長続きしないという、世間の有様を噛みしめる前文です」
「よく予習出来ているわ。戻りなさい」
 みんな優秀ですね。
私も頑張らなければなりません。
 「では、通読していきましょう。今日は初めての通読なので、私が手本を見せましょう。私の板書が終わってから数分後に、文章を暗唱してもらいますよ。1字1句間違えることも、詰まることも許しません。 『肉便器の汁の音、淫行小水の響きあり。栗と栗鼠のおけつの色、牝豚入店のお断りをあらわす。乱れる牝もひさしからず。ただ汁を垂らすサーバーの如し。お膣狭きものも遂には拡げぬ、淫らに剃毛の前の御マン滓に同じ――』」
 菖蒲様が、朗読しながら、板書していきます。
原文の韻律、威厳の欠片もない、只管恥語が並んだ文章になってしまいましたが、懸命に板書しつつ口ずさみます。 
 「そろそろ暗唱してもらいます。舞」
「か、かしこまりました」
よりによって舞の番ですか。
また時間を取られそうです。
 「『肉便器の汁の音、淫行小水の響きあり。栗と栗鼠のおけつの色、…牝ぎゃあ」
 菖蒲様が舞の首を絞めました。
「詰まるなと言ったはずよ。最初から」
「も、申し訳ございません。『肉便器の汁の音、淫行小水の響きあり。栗と栗鼠のおけつの色、牝豚入店のお断りをあらわす。乱れる牝豚…うぅ」
「最初から」
「か…かしこまりました。『肉便器の汁の音、淫行小水の響きあり。栗と栗鼠のおけつの色、牝豚入店のお断りをあらわす。乱れる牝…うぅ」
「お前はこんな簡単な文章も覚えられないの?ホントグズね。お仕置よ。全裸」
「かしこまりました」
菖蒲様は命じると、時計を睨みます。
 「遅い!1分もかかっているじゃないの。お前には厳しい指導が必要のようね。放課後清掃が終わったら、私の自室に来なさい。もう一度最初から。今度は間違う度に鞭でぶってあげますからね。ぶたれても最後まで暗唱を続けること」
「かしこまりました。うぐ…」
菖蒲様が強く首を絞めたようです。
「『肉便器の汁の音、淫行小水の響きあり。栗と栗鼠のおけつの色、牝豚入店のお断りをあらわす。乱れる牝もひさしからず。ただ汁を垂らす如し」
ビシ!
「あ…ありがとうございます。お膣狭きものも遂には拡げぬ、淫らに剃毛の前の御マン滓に同じ――』」
 その後3回やり直しても最後まで打たれずに暗唱出来ませんでした。
ホントいい加減にして欲しいです。
みんな迷惑そうな顔をしています。
 「ホントお前はグズでドアホね。みんな呆れているじゃないの。お前は自由を受けても無駄ね」
菖蒲様はそう言うと、舞の首輪をきつく絞め直しました。
 「その格好で、廊下に待機姿勢1で立って反省していなさい」
「か…かしこ…まり…ました…」
かなり苦しそうですが、自業自得ですね。


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