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HeartFull・Love
【コメディ 恋愛小説】

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HeartFull・Love~4th・Chapter~-2

さて、時は変わり午後9時。学校。

「もーう、遅いよ暁!!レディ達を待たすなんて!!」
「ごめん。」

里紗が怒ったように言う。

「ジェントルマンを待たすなんて!!」
「シュウは黙ってろ。」
「ハイ暁様…。」

「じゃ、墓地に行きましょ〜。」
「「お〜!!」」

そして俺達は、墓地に向かった。
途中、コンビニに寄り懐中電灯・線香などを用意し、目的地に到着する。


「さぁ、墓地到着!!ぼちぼち行きますか!!」
快活に里紗が言う。

「「………寒いな」」

「…コホン。ペア分けをしたいと思います」

悲しげな表情の里紗。

「え〜ッと、私と暁!!」
「お〜。」
「瀬里奈と鳴夜くん!!」
「おっけ〜。」
「雅とシュウくん!!」
「はい!!」

あれ?雅?だれだっけ?
俺は皆にバレないように里紗に聞く。

「ねぇ里紗。」
「ん?」
「雅って誰?」
「あぁ、隣のクラスのお友達。」
「そうなんだ…。」


里紗の話によると、月島雅(つきしま:みやび)という名前らしい。隣のC組の人気者で、もう何回も告白されている。学年一位のプリティフェイス(By里紗)なんだとか。それとシュウに想いを寄せている。

……ははーん。さては里紗、恋を助けようとしてるのかな?



「じゃぁ、ルール説明しますねー。
この墓地には3つの道があります。それぞれ行き着くゴールは同じです。道の真ん中あたりにカードを置いときましたんで、それを持ってゴールに行ってください!!ゴールにはこの墓地の管理人さんが居ます♪」

瀬里奈の説明が終了する。つか、管理人さん公認の肝試しっておかしいだろ…。こいつらは何をエサに口説いたんだ…?


「さ、暁。行くよ!!ではみなさん、健闘を祈るよ!!」
「おぅ!!」


そうして夜中の墓地を歩きだす。


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