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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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夫の憂鬱-1

 夫は怒っていた。

 Z宅のバスルームでゆきに壁に手をつかせ後ろから犯しながら、彼女の肛門を見る。
 今、妻の可憐なアナルは赤く腫れている。
 やはり妻はトレーニングルームでZとアナルセックスをしていたのだ。

「ん……ん……ん……! ぁん……ゃだぁ……そんなとこ……」

 その場所に指を突っ込み出し挿れする。妻のまんことアナルを同時に犯す。
 Zとした後の妻の両穴は、いつもより緩んでいる。

「んん……エッチ……。ん……! ん……! んふぅ……!」

 私の知る妻のアナルはいつも小さくきゅっと窄まっていてまるで可憐な小さな花のようである。どす黒い花びらが男性器をぱっくり咥え込み、濡れて毛束上になった陰毛が蜜をとろりと滴らせるグロテスクな膣周辺の風景とはあまりに対照的。
 周囲に刻まれた細かな皺は気持ちよくなるとぴくぴく反応し、ときに窄まりの奥に隠れたピンク色の粘膜を覗かせる。

 ゆきのチャームポイントといえば、清楚で可愛らしい外見に反して大陰唇の両側までびっしり生い茂った陰毛だが、そのふさふさの陰毛は会陰に至ると勢力を失う。太く長く黒々と密生する縮れ毛は、後ろにいくにつれ細く短くまばらになっていき、肛門の手前でほぼ途絶える。
 ところがよく見ると、アナル周辺にはまだ二本、三本、四本と申し訳程度の陰毛が生えており、それがちょっぴり間抜けで、はしたなく、愛おしい。
 こうして妻に後ろから挿入すると、大きな白いヒップが波打ち、薄茶色のアナルが蠢き、焦げ茶色の肛門の皺が伸び縮みする様子を楽しめる。私が腰を打ち付けるたび、わずかに残る尻毛が健気に揺れる。

「ぁん! 痛い……だめぇ」

 尻毛をつまんで引っ張ると、と怒りながらも少し恥ずかしそうに尻を揺らす妻の姿が可愛らしい。

「はじめてのお尻の穴は……パパがいいなぁ……」

 私の胸に抱かれ、そう囁いてくれたゆきのアナルは、いまや複数の男たちが使用済みの中古淫穴となってしまった。
 F、X、Z、そしてここにYも加わった。
 Yにゆきとの関係継続を許した以上覚悟はしていたが、ひとつショックだったのは、ゆきが自ら尻の穴を捧げていたことである。

  *

 今より少し前、美魔女グランプリのネット投票が始まり少し経ったある日のこと。

 その日はYの誕生日ということで、彼の好みの下着一式を「シークレットマンゴー」で買い揃えていたゆきは、朝いつもより早く起床し、身支度を整えていた。
 黒のすけすけの総レースランジェリーには、花柄のフリルやリボンがふんだんにあしらわれている。布地面積の小さなブラジャーに、ショーツは両サイドで結ぶタイプのいわゆる「紐パン」のTバック。ガーターベルトがセットになっており、やはりレース使いが可愛らしいニーハイストッキングと繋がっている。
 ここにさらにベビードール風のレースアップコルセットを重ねるのだが、ホックが背中側についており自分で着るのが難しいからと、私は早朝からゆきに叩き起こされた。

「なんだかこの下着、付属品がいっぱいで大変なの。パパ手伝って!」
「そもそもベビードールって夜に着るもんじゃないの?」
「そうなの? 私も初めてだからわかんない。いいから早くして」
「会社にこれ着て行くのかよ」
「そんなの服着ちゃえばわからないでしょ。一番きつく締めてね」

 いったい何の因果で、妻の不倫デートの準備を手伝わされねばならぬのか。
 複雑きわまりないセクシーランジェリー一式を着用したゆきは、しかし、どうしようもない色香を放っていた。ただでさえ最近のトレーニングで引き締まってきたゆきの腹回りは、コルセットの締め付けによりアンダーバストから腰のくびれ、そしてヒップにかけての曲線が一層艶かしくセクシーに見えた。

「ちょ……朝っぱらこれは刺激が強すぎる」
「どう? 可愛い?」
「……参りました」
「エッチ?」
「とっても。いつでもマンゴーの専属モデルになれそう」
「それは困ります。でもさすがマンゴーさん。買ってよかったー」

 私の反応ににんまりのゆき。

「なんで三十九の人妻がこんなエロ可愛い下着完璧に着こなしてんだよ」
「いちおう美魔女だもーん。ただいま人気投票第一位独走中。うふふ」
「女性票は楓さんに抜かされたくせに」
「楓さんなら抜かれてもいいし。総合ではまだ一位だし」
「ゆきって大学時代も友だち少なかったって言ってたし、女に嫌われる何かがあるのか?」
「うるさいなあ」

 ゆきが鏡の前でくるりと回転すると、ひらひらのフリルやリボンがふわりとなびき、胸の膨らみがぷるるんと揺れた。

「あぁん、おっぱいのサポート力はやっぱりいまいちね。若い子用なのかなぁ。ねぇ、変じゃない?」
「さ、最高です。若い子用というか、セックス用なのでは?」
 コルセットで膨らみが強調された妻の乳房に思わず手が伸びる。丸いお椀型をした膨らみが手指の間からこぼれ、むにっと歪んだ。
「ぁん……だーめ」
 手を振り払われたがめげずに今度はお尻をむんぎゅと掴み、妻の股間に顔を埋める。レースの網目からはみ出た陰毛の香りを胸いっぱいに吸い込んだら、頭をはたかれた。
「こら。最初にこの下着を楽しんでもらうのはYくんて決めてるの!」
「そんなぁ」
「今晩帰ってきたらパパにも触らせてあげるね」
「おこぼれかよ」
「そうだよ。うふふ」

  *


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