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恋愛スピード
【失恋 恋愛小説】

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恋愛スピード-1

あなたに告白されたとき
私は嬉しすぎて

満面の笑みを浮かべたかったけど
顔を真っ赤にしてうつむく事しか出来なかった


初めて二人で帰ったとき
私は幸せすぎて

私のことを知ってもらいたくて沢山喋りたかったけど
いつもより無口になってしまった


初めて二人で遊びに行ったとき
私は楽しすぎて

その気持ちを伝えたかったけど
一緒に見た映画が悲しすぎて泣いてばかりいた


恋したのは初めてじゃないけど
こんなにドキドキしたのはあなたが初めてで

これからもあなたを一番近くで見つめられるかと思うと
更にドキドキした


でも あなたとは
恋愛スピードが違った


嬉しさを表わして 飛び付いてほしかったのね

幸せを共有して 手を繋ぎたかったのね

楽しい気持ちを心に刻んで 唇を交したかったのね


あなたは速すぎて
私は遅すぎた


埋められない距離は
別れという残酷な言葉に形を変えた

好きだけど
埋められなくて
大好きだから
埋めたくて

違いすぎたスピードは
どんどん間を開かせ
私の幸せな時間をまるで夢だったようにかき消した


好きな気持ちは消えない
でも あなたの求める女にはなれない

私たちは今
別の道を歩く

それぞれのスピードで


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