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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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覚醒、欲しがる未亡人 本間佳織F-2




佳織は二人に荷物をもってもらい、家へと向かう。
隼人は幾度か家に来ているし、いつも通りだったが、理央はどことなく落ち着かなさそうだった。
おそらく、佳織に特別な感情を抱いているせいだろう。
佳織は自身の行動がずるいことをわかりつつも、岳がいるならば何も起こらないだろうと思っていた。

「良かったんですか、本間さん。突然なのに…」

佳織がオートロックを解除し、四階までをエレベーターで上がる最中、隼人が尋ねた。

「ふふ、家、最寄りなの言ってなかっただけであんなに怒るんだから。武島くんが何回かうちの家でご飯食べてるの知ったらもっと怒るでしょ」

「――何それ、隼人。ずるい」

「ほら」

想定した反応すぎて、クスクスと佳織が笑う。
部屋の前について、佳織が鍵を開けると、既に岳は帰ってきているようだった。

「岳〜?いるの?連絡してなかったけど、武島くん、来てくれたよ」

「えっ、武島さん?!」

廊下の奥の引き戸が開く。岳はリビングにいたらしい。

「っと……え、と武島さんのお隣の方は……」

岳はびっくりして廊下で呟く。隼人は玄関でスポーツサンダルを脱ぎながら話し出した。

「俺が静岡支社にいたときに仲良くしてた佐藤だよ。俺は理央って呼んでる。今日俺の家に遊びに来てて、スーパーで偶然会ったんだ。
俺ら、二人でめちゃめちゃ本間さんにお世話になってたんだよ」

「本間さんの息子さん…?よろしくお願い致します。佐藤です」

理央は丁寧に挨拶をし、深々と頭を下げた。
理央を見て、岳がぱちぱちと大きく瞬きをする。

「母さんの後輩ってみんなイケメンなの…?」

「ふふ、武島くんも佐藤くんも、本社でモテモテよ。すっごく女性社員に声掛けられちゃう。
二人とも、リビングで座っててくれる?あたし、部屋で着替えてくるから、岳、冷たいお茶でも出してあげて。二人とも荷物、ありがとうね」

「あ、いえ……こちらこそ、本間さん、急なのに呼んでもらって、すみません」

「あら、どうしたの、急にかしこまっちゃって。後輩なんだから気にしないで?」

佳織はそう言いながら、そっと理央の背中に手を当てた。
久しぶりに触れられただけなのに、理央の顔が、かぁあっと熱くなる。
岳と隼人は話をしながら既にリビングへ入っていて、その光景は誰も見ていない。

「それとも、武島くんと二人でゆっくりしたかった?」

「いや……僕は本間さんに会えて嬉しいから…。でも、迷惑じゃないかなって」

「あたしも可愛い後輩に会えて嬉しいに決まってるでしょ」

「あっ、えっ……」

理央はさらに顔を赤くさせながらリビングへと早足で向かっていったのだった。


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