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島の少女(海女編)
【ロリ 官能小説】

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11)鎮められない反り返り-5


しばらく食事が続く中で、雄一の茶碗にお替りをよそっていたゆうこが、

「 そういえば、 みさきちゃん、 誘ってみたら、さな? あの子も海女の練習、してるんでしょう 」

と、前触れも無しに、初めて聞く名前を口にした。
雄一の『?』という表情を見て、ゆうこが続けた話によると、
・さなと同じ小6の少女が、唯一この家よりも奥にある家に住んでいる
・その子も海女を目指しているが、海女組合には話していない(事情がある)
・時々、さなが練習している浜に来て、さなに潜り方を教わっている。組合長さんには報告しているけれど、あくまでも組合とは関係のない、ただ水泳の練習の扱い
・すごくかわいい子よ

雄一は昼間、組合長さんが遠くにいるさなの事をランドセル姿という理由で分かったのだから、この奥の家にも小学生がいるのは意外だった。
でも、ゆうこが言うのだから間違いは無いはずだし、さなもそれについてゆうこと話しを続けている。
まあ、それは大した事では無いから、雄一も気にならなかった。

でも、正直言って、この話は雄一には気が進まないものだった。
せっかく、さなというレベルの高い被写体を、しかも全裸を自由に撮影しても良いと保護者の許可も得ているのに、別のモデル(?)に邪魔されたくは無かった。
ゆうこは「すごくかわいい」とは言うけれど、さなレベルの少女が何人もいるとは思えない。

ただ、ゆうことさなの話は、その『みさき』という女の子も呼ぶ内容で進んでいく。

さなの本心はどうなのだろう? やはり、もう1人、他の子がいる方が楽なんだろうか? 今日の内容は大変だったのだろうか? 恥ずかしかったのだろうか?

雄一の心の中には、少し不安な気持ちも芽生えてきた。今、考えた『もしも?』は全部あり得る事だったからだ。でも、もしかすると、さなの本心は雄一と2人きりで今日の続きをしてみたい、であってほしいという期待もあった。
ただ、ゆうこが言い出した話だし、好意で言ってくれてると思えるから、断ると今後に響くかもしれない。
まあ、もしも、そのみさきと言う子が来ても、撮影はさなだけをすればいいのだろうし、その撮影を見たら逃げ出すかもしれない。

雄一は心の中で方針を決めると、2人のやり取りを見守ることにした。
やがて、ゆうこが電話を架けて、話がまとまった様だった。
その内容は、
・明日は土曜だから学校が休みなので、さなは朝から取材を受けて、午後から、みさきにも浜に来てもらう…
との事だった。雄一は心の中では渋々、でも顔では快諾して、それから食事を続けた。

その後、食事の時間も終わり、いつの間にか夜の8時になっていた。
ゆうことさなが食器の洗い物を始めたので雄一も手伝いを申し出たけれど、お客さんだからゆっくりしてなさい、と言われたので、一応、機材の点検をして時間をつぶしていた。
こういう時は、一間しかない家と言うのは何とも居づらいが、本当はあまり気を使う必要は無いのだろう。雄一も心の中では分かっているのだが、つい、気にしてしまう。

そして洗い物も終わり…

「 雄一くん、 おばさん、お風呂もらってくるね。 さなは、今日は疲れたんだから、もう寝た方がいいんじゃないの… 」

と言いながら、ゆうこは風呂場へ消えていった。
さなも、ゆうこの言葉に従って、風呂場への出入り口とは反対側の部屋の隅に布団を敷くと、「 おやすみなさい 」と言って、さっと布団にもぐってしまった。
時間はまだ8時半すぎ。寝るのには流石に早い気もするが、雄一としては少し助かった気にもなっていた。
やはり風呂場とは言え、家の中にゆうこが居る時に、さなと2人になるのは少し気まずい。
浜辺だとあんなに大胆に行動できたのに、何となく緊張してしまう。
でも、おそらくさなも、その気持ちは同じなのだろう、と気が付いた。だから直ぐに、頭から布団をかぶって寝てしまったのだろう。

雄一は、起きているのが自分一人になった途端に、やはりもう一度、ゆうこの言葉を思い出していた。
本音はどこにあるのだろう。昼間の感じだと、ぼくをからかって楽しんでいるだけにも感じる。
でも、あの時ははっきりと「 おばさんに入れてもいいから 」と言っていた。
いくら何でも冗談で「入れていい」なんて言うだろうか? 冗談ならもっと遠回しに、わざと誤解させる様に言うんじゃないだろうか? ぼくを赤面させて楽しむんじゃないだろうか?
でも、ぼくが若造だから、わざと直接的な「入れる」という単語を使ってからかっているのかもしれない。それに、今の部屋の状況。この部屋のどこで「入れる」事が出来るのだろう?

雄一の頭の中は、あーでもない、こーでもない、と、ぐるぐる回り続けていた。
そして、一つの結論に辿り着く。

とにかく、ゆうこが風呂から出てくればはっきりするだろう。
ここは、『おばさん』に任せた方が良さそうだ。

今までに雄一がアラサーアラフォーおばさんを相手にしてきた時の経験が、そう告げていた。
それがアラフィフでも通用するか、ここは賭けである。


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