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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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キス-5


 口の中がカラカラに乾いてきた。落ち着け、ここであんまり妄想をふくらませると、さっきしのちゃんとの間で作った信頼を早々とぶっ壊すような行動をしかねないぞ。俺は咳払いをして立ち上がり、キッチンの冷蔵庫を開けた。ドアポケットにはアイスコーヒーとカルピスウォーターのペットボトルが刺さっている。

「しのちゃん、カルピス飲む?」

「うん、飲む!やったー、あたしカルピス大好きー」

 しのちゃんの嬌声が狭い部屋に響く。カルピス大好き。いや俺何を考えてんだ。
 ペットボトルに口を当て、こきゅ、こきゅと音を立ててカルピスを飲むしのちゃんを眺めながら、俺はさっきのしのちゃんとの会話を思い出していた。
 ママ。そう、しのちゃんとちゃんと向き合い、しのちゃんときちんと「こいびと」になるには、ママの承諾が必須になる。
 確かに、中学生同士のカップルだって未成年者とはいえいちいち親の承諾は必要ないだろう。実際俺も亜季ちゃんと付き合っていたときに相手の親に会ったり自分の親に彼女ができたことを報告したりはしていなかった。別に悪いことはしてなかったけど(キスまでしか行かなかったし)、二人の間だけで秘密を共有したりしたかった。
 でも、しのちゃんは8歳の小学2年生で、俺は26歳の成人だ。母親の了解を得るに越したことはないし、できればこそこそとじゃなくて、堂々としのちゃんと付き合いたい。ただ、どうやってその承諾を取るか。8歳の娘に26歳の彼氏がいるなんて聞いたら普通は通報ものだよな。

「どうしたのお兄ちゃん。なんか、難しい顔してる」

 マウスに飽きたしのちゃんが、ゲーミングチェアをくるんと回してこっちを向いた。

「あ、うん、なんでもない」

 ごまかすように笑って、アイスコーヒーをがぶがぶと飲む。

「ね、このパソコン、ユーチューブ見れる?」

「もちろん」

「わ、すとぷりちゃんねる見たい!」

 しのちゃんはゲーミングチェアの上で膝を上下にばたばたさせた。オレンジのスカートが膝で持ち上げられ、しのちゃんの太腿とさくらんぼのパンツがくっきりと見える。

「う、うん、いいよ」

 俺は腰が引けたような体勢のままパソコンをブートし、ブラウザを立ち上げてすとぷりちゃんねるを表示させた。満面の笑顔になったしのちゃんは、マウスを右手に握りしめてモニタに釘付けになる。
 その隙に俺はさっきしのちゃんの汗を拭いたハンドタオルを持ってトイレに入った。ジーンズとブリーフを下ろしてハンドタオルを鼻に当てる。生地にかすかに残るしのちゃんの汗の匂い。さっきキスしたときに味わったしのちゃんの唾液と息臭、目に焼き付けたしのちゃんのさくらんぼのパンツ、そして、しのちゃんと初めてキスした、その事実。
 しごくまでもなかった。極限まで膨張している、手を添えられていない勃起の先端から、カルピスいや精液がずひっ、と噴出した。空中で弧を描いた精液が、ぽとん、ぽとんとかすかな音を立てて便器の水たまりに落ちていく。しのちゃんとの二度目のキス以降、ずっと溜まり続けていた興奮と性欲と精液。自分の部屋に女の子、それも「こいびと」のしのちゃんがいて、しのちゃんとキスして、しのちゃんの唾液を直に味わって、二人っきりの狭い部屋の中でしのちゃんのパンツや太腿を生で見た。これで興奮するなってのは俺にはどだい無理な話だ。
 尿道口の精液をトイレットペーパーで拭き、便座周りに精液が飛んでないか確認して水を流した俺がトイレを出ると、しのちゃんはすとぷりの動画を見ながらきゃっきゃと笑っていた。まあとりあえず射精したんで、しばらくは賢者でいられるかな。
 ベッドに腰掛けると、斜め後ろからしのちゃんの姿を見る格好になる。127センチのしのちゃんの全身はほとんどゲーミングチェアに埋もれているけれど、横顔や細い腕は俺の位置からもちゃんと見える。かわいい。俺の「こいびと」は、こんなにもかわいい。明るくて人懐っこくて寂しがりやで、俺のことを大好きでいてくれて、たぶん頼ってくれている。顔だってもちろんかわいいし、しのちゃんの歌声はどんなシンガーのそれよりも耳に心地いい。
 しのちゃんを、絶対に手放したくない。仮にしのちゃんの母親が「こいびと」関係を認めてくれなかったとしても、どんな形でもいいからしのちゃんと繋がっていたい。
 俺はそのままベッドの上に仰向けに寝転がった。しのちゃんの母親とは、いずれにしても何らかのコンタクトを取らなきゃいけないな。でも、どういうふうにすればいいだろう。やはりしのちゃん経由だろうか、けどそれでうまく伝わるだろうか。俺が母親に直接会いに行ったほうがいいのか。そういえばお店に出てるんだったな、いやそれもなんだか白々しい気がする。あぁ、どうすれば。
 ふと気づくと、しのちゃんがベッドの横に立っていて、俺の顔を見下ろしていた。

「お兄ちゃん……」

「ん?すとぷり、終わった?」

 しのちゃんはそれに答えず、ベッドの上に乗って、俺のそばでうつぶせになると、俺の胸の上にちょこん、と顔を乗せてきた。

「しのちゃん……」

「ふへへ、ちょっと、あまえんぼさせて」


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