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島の少女(海女編)
【ロリ 官能小説】

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8)持て余している女-1

8)持て余している女

浜で少女が初めての逝きを経験している頃、家の方では少女の義母、ゆうこが、ふと物思いモードに入っていた。

彼女がこの島に来たのは3年ほど前だった。
昔、結婚に失敗してから一人で暮らして10年以上経った頃、何となく将来に不安を感じ始めて結婚相談所に登録した。
既に自分も44歳。バツイチで子どもはいない。
でも、自分に連れ子はいない、とは言え、相手に高望み出来る立場ではない事も分かっていた。

相手に望む事…
・年齢差は10歳以内(上でも下でも構わない)
・子どもの有無も問わない
・定職に就いている事(年収300万以上)
・親と別居
・(できれば)禿げていない人(現在は、で構わない)
これぐらいだったと思う。
これが高望みなのか控え目なのかは分からなかった。こういう相談所は初めてだからだ。
でも、自分のレベルを考えたら、これぐらい、と思えたラインだ。

子どもの事は、これから先、44歳の自分に持てる可能性は少ないから、むしろ義理の子どもを『授かる』のもよいと思えたし、自分の収入も『300万』程度はあるから相手も同額くらいあれば生活面も問題無いと思えた。
1回目の結婚で舅姑との関係で苦労したから、親と別居は譲れない。
最後の『禿げ』は、項目が余ったから半分冗談で入れただけだった。

自分のレベルはどうなんだろう… 特に男性から見て…

身長は昔から低い。せいぜい147〜8センチぐらい。
若い頃は普通だった体型は、離婚してから横に育ってしまった。胸だけは昔から大きくて、まだ張りも残っていると思う。
顔も、昔は悪く無かった。
相談所には言わなかったが、10代の頃、水着のグラビアモデルをしていた事もある。もちろん、芸能人と言えるほど有名ではなかったが、事務所に所属して、有名雑誌の『水着祭り』みたいな企画で10人の中の1人として載ったりもしていた。
丸顔の童顔で笑顔が可愛いと言われたり、Eカップの胸とのアンバランスが良いとも言われていた。

でも、とても競争の激しい世界だから、生き残る事は出来なかった。自分よりも可愛くて、胸が大きい子はいくらでも居たからだ。
20歳になる頃にヌードの話が来たが、どうしても勇気が出なくて、そこでモデルは辞めた。
その後は、短大を卒業して普通にOLになって、普通に結婚して、普通に離婚した。
そんなところである…

44歳で結婚相談所に登録すると、直ぐに候補を10人も提示された。担当者によると、希望があまり高くない(年収1000万以上を希望する人も少なくないらしい)から対象は多くなるそうで、コンピュータ上では、対象はもっと多いらしい。
その中の数人に『興味あり』の意思を出してみると、3人から『お見合い』希望の返事が来た。
そして、ゆうこが最初の見合い相手に選んだのが8歳年下の、さなの父親だった。決め手は… 特に無かったのが正直な話だが、ただ、島の暮らしに興味があった事と、8歳も年下と言う事にもすごく興味がわいた。そして娘も1人いると言う事も、少し興味があった。(これが息子だったら、会わなかったと思う)

相談所から、「内緒なんだけど…」と貰った情報では、奥さんに先立たれて2年間、当初は6歳の女の子と2人残されてから近所の助けで何とか生活してきたが、その娘さんが小3になると、これからは流石に男親だけでは対応できない事が増えると思い、結婚を急いでいるらしい、との事だった。
そして見合い。真面目そうで、やはり若い。恋愛感情は全く感じなかったけど、それでも自分の『女』の部分が少し こそっ と動いた気がした。離婚してから全く男とセックスをしていない。自分のようなアラフォー女の事を世間では『女盛り』と言うようだが、若い男を見てこんな気持ちになった事で、この時は本当にそうだ、と思ってしまった。
2回目に会った時は、娘も一緒だった。素直そうで可愛い子。とても気に入って、直ぐに担当者にOKの返事をした。もちろん、相手も同じだった。

結婚式は簡素だった。お互いに両親は亡くなっており親戚づきあいも薄い。
また、2人とも再婚と言う事もあり、式は島の神社で2人だけで。またいわゆる披露宴はせずに、海女組合の事務所であいさつ程度の披露をしただけだった。
ゆうことしても新婚旅行とかのイベントは考えていなかったが、少し物足りなくもあった。
そして、その物足りなさは新婚初夜にはっきりとした形になった。

やっぱり、女として本当に久しぶりのセックスに… しかも8歳も年下の男とのセックスには、内心かなり期待をしていた。
しかし、新居の間取りは12畳一間で、小3の少女が同じ部屋で寝る。これでは、もちろんセックスなど出来る訳がなかった。
そして、その数日後、出稼ぎの為に新夫は本土へ旅立って行き、そのまま離婚届が送られてきて、そのまま離婚する事になった。

何だか、娘を押し付けられる為に結婚した感じがあったし、今もその感じは拭えない。
元夫の行動は、衝動的だったのか計画的だったのかもよく分からないけれど、ただ、さなには何の罪もないし、実際に良い子だったので、そのまま家族として生活を続けている。
ただ、実際には『同居人』感が強くて、戸籍上も元夫とは結婚→離婚と記録があるが、さなとは養子縁組の手続きをしていない(するヒマも無かった)ので、法的にもただの同居人だった。
それでも、名字は一緒だから表向きは親子として生活を続けている。


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