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女子体育大学 年下の先輩
【SM 官能小説】

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地獄の付き人生活の始まり(めぐみの場合)-1

遠藤めぐみはC棟の津田睦の部屋に向かった。寮内では上級生とすれ違う際は90度のお辞儀が必要だ。また、上級生に目を合わすといけないので、首を直角に曲げ、自分のつま先を見ながら上目遣いに前を見て歩かなければならない。1年生は必ず、縦に並んで歩く事になっている。又、1年生は全員ブルマ着用が義務付けられているので、横に数人並んで歩いているか、ジャージなどのブルマ以外のものを着用しているのが見えれば、間違いなく、上級生である為、立ち止まり、90度のお辞儀をして通り過ぎるのを待った。
 すれ違いざまに『お辞儀が浅いわよ!』と注意を受けることがある。その度に、更に深々と頭を下げ、額を膝に押し付け『申し訳ありません』と挨拶し、先輩の足音をが遠ざかるのを待った。この寮内の敷地では自室以外くつろげる場所は無い。自室にいても、急に集合がかけられ体育館に集められたり、22時の巡検後、指導学生から廊下に並ばされ、正座や腕立て伏せなどの罰が課せられらる事もあるが一応は同級生と息を抜ける場がある。
ちょうど今の4年生の睦たちが2年生に上る時に旧寮から今の新寮に移転したらしい。
現在の新寮は空調の完備、洗濯室、乾燥室、4年生用の浴室など一新された。睦が1年生の頃は、縦割りの部屋割りで1年生2名と2〜4年生各1名の5名が同室になっていたらしい。
部屋は4.5畳と10畳の2部屋で4年生が4.5畳の部屋を一人で使い、1年生から3年生の4名で10畳の部屋を使っていたらしい。10畳の部屋には2段ベットが2つ設置されていたが、3年生がそのうち2つを使い、2年生が1つ使って、残りは3年生の荷物置きに使用されているのが通例で、1年生は入り口付近に布団を敷いて眠っていた。もちろん居室内で1年生には自由は無く、上級生が部屋にいる時は部屋の隅で正座が基本であった。当時の1年生は先輩から用事を言いつけられると、部屋から外に出る事ができるので、全先輩の洗濯や食事の準備を率先して動いた。
睦は地獄の旧寮を経験しているので、今の3年生以下は天国の生活をしていると思っている。
C棟には旧寮の厳しい時代を経験した4年生達がこの寮で天下を取ったわけで、今年の1年生には旧寮の厳しさを教え込む必要があると考え、てぐすね引いて待っている。
めぐみがC棟の玄関から階段を上がり、睦の部屋へと向かう廊下にさしかかった時、ブルマにタンクトップ姿の1年生達が忙しく走り回っているのが見えた。他の部の子達も、付き人としての仕事を教わっているところのようだ。中には、部屋の前で正座している子やブルマを足首までずらされて、直立不動で首を直角に曲げ下を見ながら唇を嚙みしめている子、4年生に乗馬鞭で追い立てられながら雑巾がけさせられている子もいる。この雑巾がけは先日、めぐみも足の裏の皮がめくれるまでここの廊下でさせられたものである。
めぐみも正座やブルマをずらされて立たされている同級生の前を申し訳なさそうに横切り、ようやく睦の部屋の前に到着した。ここまで来るのに脇には緊張からべっしょりと汗をかいているのが判った。
めぐみは元後輩であり、高校時代は厳しくしごいた睦の部屋の前で、大声で『失礼します!お願いします!遠藤めぐみです!本日から正式に付き人を任命されました。ご指導をお願いします』と挨拶して、直角にお辞儀した。小柄な睦は先ほどの仕置き棒での躾けの時とは打って変わり、蚊の鳴くような小さな声で『ふーん、遅かったわね』と言いながら奥の部屋から出てきた。普段の睦は、小柄で、ストレートの黒髪のショートヘヤーで少し控えめに話をする美人である。めぐみも美人であるが、めぐみは活動的な感じで全く正反対の美しさである。ぱっと見はめぐみがお姉さんで睦をぐいぐいリードするタイプに見える。実際、高校時代はそうであったがここでは立場が逆転してしまった。
睦はお辞儀しているめぐみに対して『あら?どうして正座していないの? 上級生とお話するときは常に正座って教わらなかったっけ?』と小さな声で言った。めぐみは慌ててスニーカを履いたままその場に正座した。スニーカの踵が尻に触れ、先ほど仕置き棒でうたれた尻に痛みが走った。『申し訳ございません。以後、気を付けます』睦は無言で取り込んだばかりの洗濯済の下着類をめぐみの前に投げて、『これからはお洗濯はあなたの仕事ですからね。今日はこれをきれいにたたみなさい』めぐみは、Tシャツ、ブラジャー、ショーツ、靴下を一つづつ綺麗に折りたたんで『睦さん、折りたたみました。どちらにしまえばよいかご教授下さい』と言った。再び、奥の部屋からでてきた睦はめぐみの前にしゃがみ、『何、このい加減なたたみ方は?』と言って、めぐみの左頬にビンタした。
『やりなおし!Tシャツは前がきちんと見えるように後ろに向かってたたむの、靴下もつま先を揃えて綺麗にあわせなさい。パンツは小さく丸くなるように中に織り込むようにして』と細かく指示した。かつての後輩から洗濯物のたたみかたでダメだしされるとは情けなかった。その後も、パンツのたたみかたが雑と何度もだめだしされてようやくタンスを指示された。睦は『寮内ではあなたを叩いたりはしたくないの、あたしが気持ちよく過ごせるように心を込めて尽くしてくださいね!めぐみ!わかった!』めぐみは『はい、承知致しました睦さん』と答えたら『睦さんじゃなくてこれからは睦様と呼びなさい』と言った。めぐみは改めて、『承知致しました睦様。これから睦様が気持ちよくお過ごし頂けるよう、精神誠意精進致します』と答えて、額を床に押し付けて挨拶した。睦はめぐみの後頭部をトントンと右足で踏みつけ『がんばりなさい』と言った。新しい主従関係が成立した。『今日はこれから風呂にゆっくり入るわね。バーベキューを食べすぎたから夕食はいらないわ。用意して』と指示した。めぐみは、バスタオル、タオル、着替えの場所を睦に聞きながら用意した。『はやく場所も覚えなさいね』と言って、2人は浴室へ向かった。



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