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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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婚外恋愛 (2)-3

 その夜、妻を抱いた。

 ゆきは可愛らしく「パパ、大好き」などといって甘えてきた。この女がどれだけの嘘を付き、秘密を抱えているかに思いを馳せながら、私は彼女にキスをする。
 友人から聞いたという体で、八年前の送別会の話題を振ってみた。
「あの日、Yくんの送別会だったんだって?」とか、もう少し踏み込んで、「ホテルには実はYくんと行ってたりして」などと、まずは冗談めかして探りを入れる。

 はじめは笑って否定していたが、怒らないから正直に話してみてと粘るうち、実はYに想いを告白されたこと、次を誘われたが終電を理由に断ったこと、代わりに少し散歩に付き合い公園のベンチでペットボトルで乾杯したこと、手を繋いでしまったこと、満員電車で密着してドキドキしてしまったことを教えてくれた。
 しかし乗り換え駅で別れてそれっきりだという話だった。彼のことは今不倫しているぐらいだから嫌いじゃなかった。むしろ好意を抱いていたけど、人妻の私にできるのはここまでだと、心に決めてした行為だと話してくれた。

「ごめんなさい……」
「どうして謝るの?」
「だって……手を繋いじゃったし」
「手を繋いで、電車でYくんと密着してドキドキした?」
「……ちょっと」
「気持ちは浮気とおんなじってこと?」
「…………かも……」
「認めるんだね」
「……うん」
「もし結婚してなかったら、そのままホテルに行ってた?」
「内緒。ふふふ……」

 妻の花びらに、ペニスをあてがう。
 何も愛撫してないのにすでにゆきの中心はびしょ濡れだった。
 ゆっくりと肉棒を差し込んでいく。
「教えて。結婚してなかったらホテルに行ってたと思う?」
 大きく脚を広げ私を受け入れる体勢をとるゆきに語りかける。
「もしそう思うなら俺のことぎゅっと抱きしめてみて」
 ゆきは少しの逡巡のあと、「ごめんね……」と言いながら、手と脚を私に絡めぎゅっとしがみついてきた。

「あぁ、すごいよゆき。ほんとにゆきに秘密の浮気をされちゃったみたい」
「ごめんなさい……」
 私の下で喘ぎながら、なおもしがみつくのをやめないゆき。ひどく興奮しているように見える。
「そんなにしがみついて。Yくんの誘いを受け入れたかったんだね」
「ん……んん……ん……」
「人妻だから我慢した。でも本当は一晩の過ちを犯したかった」
「ん……ぁあ……ん……」
 否定も肯定もせず、息を粗くしているゆき。心臓の鼓動が伝わってくるようである。

 私はいけると思った。もっと優しく、でも強く追求すればゆきは真実を吐き出すかもしれない。聞きたい。いや、聞きたくない。

「どうなの実際? 別れるときキスくらいしたんじゃないの?」
 両手でゆきの髪を撫で、頬を包み、キスをする。亀頭で妻のGスポットを擦り上げる。
「ん……んん……んぁ……!」
 舌を口に差し込むと、ゆきも同じようにして答えてくれた。
「怒らないから。ゆきの八年前の浮気の話を聞いて本当に興奮してる」
「んんん……! ぁあ……!」
 眉間に皺を寄せ快楽に耐えるゆき。
「そのままぎゅってし続けて、ゆき。もし、あの日Yくんとキスしたんだったら、そのままぎゅってして離さないで! 言葉で言わないくていいからそうやって俺に本当のこと教えてくれないかな? すごく興奮してるよ、ゆき!」
 下半身を押し付ける。喘ぎ声をキスで塞ぐ。

「もし手を繋いだだけだったら、ぎゅうするのをやめて。キスしたならそのままぎゅって抱きしめ合おう」
 口を塞がれくぐもった声で悶えているゆきが、うっすらと目を開けて私の顔を見た。顔色を伺ったのだと思う。このまま本当のことを言っていいのかどうか。


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