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俺のM女調教日記
【SM 官能小説】

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俺のM女調教日記(30)-3

俺は直接に美佐恵の家の前に車を置いたわけではない。
人妻を誘って裸体画を描くのだから、
それなりの配慮と言うことは理解しているつもりだ。

しかし、美佐恵が「あれですのよ」と言った立派な建物に俺は驚いた。
そこが彼女の家だと言う。
俺は彼女を助手席に座らせ、俺のマンションに行った。

しばらくして、俺達は俺のマンションの部屋にいた。
アトリエのその部屋には、沢山の画材や絵が無造作に置いてある。

俺は敢えてある絵を飾って置いた。
その絵は縛られた緊縛の絵や、写真が無雑作に転がっている。

その部屋に入ってそれに気がつくと、美佐恵は驚きの声を上げた。

「す、凄いです、この絵は!」

美佐恵の目の前には裸で縛られた女の絵が無数にある。
絵の他にも拡大した緊縛された女の写真もある。

それは俺が描いたり、モデルを撮影したものだ。
それらに圧倒された美佐恵は驚きの声を上げた。

「こ、これは貴方の作品ですか?」

「そうですよ、絵も写真も全て私の愛奴達ですから」

驚いている美佐恵を見ながら、俺は平然としていた。

「えっ? あ、あの愛奴って何ですか?」
「はい、言い忘れていましたが、私はSMの愛好家でして」
「SM……」

俺は、この時点で美佐恵がM女だと理解した。
もし、それらの淫らな絵や写真をみたら、普通の女なら逃げ出すはずだ。

やはり、その女は逃げなかった。
本人自身が今は気づいていないだろう。

俺は初めからこの女を狙っていた。
絵の展示会場のときから。
そんな気がしたからだ。

「ええ、この絵や写真のように私の女達を調教しています」
「ち、調教と言いますと?」

美佐恵の声は興奮して、うわずっている。
衝撃的な絵と写真に圧倒されているようだ。

「勿論、相手の女性達は納得して、或る行為、例えばこの絵のように
縛ったり、吊るしたりもします。それを調教と言います」
「はあ……そうですか」

彼女は私が撮った女の写真をじっと見つめていた。
そして、俺は彼女に言った。

「貴方は私に記念に裸の絵を描いて欲しいと言いましたが」
「は、はい」
「こんな私で、本当に良いんですか?」
「……少しお待ち下さい。今考えていますので……」




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