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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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お兄ちゃんの好きなもの-4


 しのちゃんが、ぐいっ、とデニムスカートの裾を上に引っ張る。スカートで覆われる部分がさらに少なくなり、しのちゃんの腰部をくるむパンツの全体像があらわになる。連動してスカートのウエスト部分もおなかの上のほうにずりあがるから、ゴムの跡がうっすらと付いたおなかまわりと、縦長のおへそも一緒に露出する。
 しのちゃんが穿いているパンツ。白のコットンで、ウエスト部分と両方の裾にスカイブルーの小さな花柄模様が線状に縫い付けられている。ウエスト部分の中央にその花柄模様がやや大きめにひとつあしらわれてアクセントになっている。典型的な、小学校低学年女児のパンツ。
 俺の眼は、正直なことにしのちゃんのパンツのクロッチ部分にフォーカスする。日本語では「股布」というらしいけど、俺は勝手に「膣当て」と呼んでいる。
 縫い目で他と区分された膣当て。その、いちばん下のあたり、しのちゃんのすらっとした素足の太腿に挟まれたあたり。そこに薄く浮いている、拭き取りきれなかったおしっこが染み込んで作ったミモザ色のシミ。LED照明と真新しいトイレの白い壁に残酷に照らされて、白いコットンの生地の上に浮かび上がっている、8歳のしのちゃんのワレメからこぼれたおしっこが作るシミ。
 俺の顔としのちゃんのパンツとは、俺の上腿くらいの長さしか離れていない。鼻で強く息を吸うと、まだ利用者がほとんどおらず、清掃も行き届いている多目的トイレには漂っていないはずの、饐えたアンモニアのような匂いが吸気の中に混じっているのがわかる。しのちゃんの生パンツの匂い。しのちゃんの身体が汗を気化させながら放出する熱放散に乗って俺の鼻腔に届く、しのちゃんのパンツに染み込んだおしっこの匂い。それも、そのパンツの奥にあるもっと複雑な形状の中に、おしっこや分泌液やそれらが固まった恥垢のような、俺にとってはちっとも汚いモノとは感じられない、ワレメに閉じ込められたしのちゃんの恥臭の素も混じっているはずの匂い。
 俺は右手を勃起したおちんちんに伸ばしかけた。かわいい8歳のロリ少女、しかも俺の「こいびと」の、おしっこが染みたパンツを穿いている下半身、それも俺にとって何よりも芳しい恥臭を漂わせている下半身を目の前にして生オナニーをしたい欲求を抑えるだなんて、高校生ピッチャーがメジャーのクリーンナップを相手に九回裏を無失点に抑えようとするほど無茶な話だ。

「お兄ちゃん、もういい?あたしアイス食べたい」

 眼の前にばさっ、とスカートの裾が落ち、俺の視界からしのちゃんのパンツと太腿が消えてデニムブルー一色になる。視線を上げると、鼻の頭に汗の玉を浮かべてふくれっ面をしたしのちゃんの顔が見えた。やば、こんな灼熱のトイレで、もう十分近くしのちゃんを立ちっぱなしにさせている。俺のおちんちんも立ちっぱなしだったけどって、やかましいわ。

「ごめんごめん、つい見とれちゃった……」

「あっついよここ、お兄ちゃんだけ座っててずるい」

 立ち上がっていそいそとトランクスとスケーターショーツを上げている、なかなかにみっともない動作の俺の腕を、しのちゃんがぽん、ぽんと拳で二回叩く。

「うん、悪かった、しのちゃんの好きなアイス、何でも買ってあげる」

「ほんと?やったー、いこいこ」

 ふくれっ面が一瞬で消えて満面の笑顔になる。


 トイレを出ると涼しかった。いや、たぶん三十度は行ってるから涼しいわけないのだけれど、そう錯覚するほどにトイレの中が暑かったんだろう。しのちゃんとの「エッチ」、ここでやるのはそろそろまずいな。熱中症にでもなられたら大変だ。
 トイレが設置されている、丸い屋根の建物の脇に飲み物の赤い自販機と棒アイスの白い自販機が並んで立っている。余計なお世話だけど、こんな人のこない公園に自販機置いて採算合ってるのかな。
 俺は、白い自販機の表面の大きなボタンにカラフルにプリントされた様々な棒アイスの画像を見て眼を輝かせるしのちゃんの横で、赤い自販機からミネラルウォーターを一本買った。飲みきりサイズのペットボトルが落ちるごとん、という音を聞いてしのちゃんがこっちを見る。

「えー、あたしアイスがいい」

「大丈夫大丈夫、アイスも買うよ。でもとりあえず水分補給しなきゃ」

 俺はペットボトルのグリーンのキャップを外してしのちゃんに手渡した。小さな口にペットボトルを当ててこくん、こくんとミネラルウォーターを飲む、汗びっしょりのしのちゃんの顔。かわいい、と思うと同時に、自分の性的欲求のために灼熱の中でしのちゃんにパンツを晒せた罪悪感がちくり、と胸を刺す。
 そのくせ俺は、ミネラルウォーターを半分ほど飲んで俺に返して、どの棒アイスを買ってもらうかの検討に戻ったしのちゃんが口をつけたペットボトルの呑み口の匂いを嗅いだりしている。ん、ミネラルウォーターだから雑味がなくって唾液臭とか残るかと思ったけどそうでもないな。まぁいいや、しのちゃんと間接キスだ。俺は残ったミネラルウォーターを一気に飲み干す。

「お兄ちゃん、あたしこのガトーショコラ味のがいい」

 自販機のボタンを指さして、三日月型の弦にさらに角度をつけて目尻を下げたしのちゃんがにっこりと笑う。さっきは気づかなかったけれど、ぽっかりと空いていた前歯のすき間に、永久歯がちょこっと白く生え始めているのが見えた。


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