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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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 Wは気さくな人柄で部下からの人望も厚く、仕事もできる男だった。ロマンスグレーのメッシュヘアがよく似合い、仕立ての良いスーツをキリッと着こなしている。A社では一貫してエリートコースを歩み、一説には次期社長候補にも名前があがっているらしい。
 O夫妻も入社以来世話になり、とくにゆきは同じK大閥の後輩として目をかけてもらっていた。今のゆきの活躍も本人の努力に加えWの後ろ盾も大きかったし、美魔女グランプリという、ゆきにとってあまり気乗りしない場所へ出ることにしたのも、他ならぬ彼の頼みだったからだ。

「そんなこと言って専務もゆきさんの水着審査見たかっただけでしょ」
「ははは、お前らにも見せてやりたかったよ。ゆきちゃんの生水着」
「なんで撮影ついてってるんすか」
「業務だよ、業務。あくまでも。ははは」
「公式見たけどまさかあんなエロい身体つきしてるとは思わなかったっす」
「新人のころはもっとスレンダーでさ。あんな色気むんむんの人妻体型に成長してたとは嬉しい誤算だったよ。ははは」
「羨ましい。ほら見てくださいよ、このむちむちのケツ……下から舐めあげるようなアングルで……あぁ……そしてほんの少しはみ出た下乳……うぉおお」
「俺もその動画で何度も抜いた」
「いかにも素人ですって感じのインタビューの受け答えがまたいいよな」
「スタイル褒められて照れてるのクッソ可愛い」
「耳まで真っ赤にして……」
「宣伝効果は抜群だったな」
「でも優勝できなかったのはファイナル直前に『モデル活動や芸能活動はやるつもりないです』って宣言しちゃったからとかなんとか……」
「えー? そうなの? グランプリ確実って言われてたのにもったいない」
「専務! 業務命令でなんとかならなかったんですか」
「ははは、半ば無理言って出てもらったからなー。力及ばずで申し訳ない」
「グランプリならあの『シークレットマンゴー』のモデルに起用されてたんですよ!」
「なんだそれ?」
「世界中のセレブ御用達の下着ブランドだよ! セクシーランジェリーの!」
「ゆきさんが下着モデルに……ごくり……」
「ゆきさんのセクシーランジェリー姿……ごくり……」
「専務! これは大失態ですぞ!」
「ははは、俺もなんとか説得しようと頑張ってはみたんだって。でもさすがに普通の女子社員を業務命令で下着姿にするわけにはいかんだろ」
「人妻さんですしね」
「やばい、想像だけで勃ってきた」
「ま、グランプリの人もなかなかの美人ではあったけどな」
「楓さんって人だろ。あの人うちの麗美さんに似てんだよなー」
「それな。雰囲気も体型もそっくり」
「彼女もK大だぞ。しかも元準ミスだって」
「まじかー」
「K大の元裏ミスと準ミスが、二十年の時を超え美魔女のグランプリを争ったわけか」
「この人は女子アナにはならなかったのか?」
「えーっと……職業フリージャーナリストだって。すご」
「女子アナってよりグラビアだよな、楓さんは」
「セクシー下着モデルにおあつらえ向きのスタイル」
「でもネット投票はゆきさんが断トツだったろ? 最終審査でひっくり返せるもんなの?」
「お前知らないの? ファイナル直前に楓さんの票が不自然に増え始めて逆転されたんだよ」
「あからさまで草」
「ネットでは今もゆきさんが裏グランプリと言われてる」
「裏ミスに裏グランプリ、まさに裏の女王」
「AV女優か」
「人妻ゆきのスレッドは実質AVだから」
「俺なんか入社以来いったい何度Oさんの服を脱がし、むちむちの身体を堪能してきたことか」
「想像の中でな」
「職場のアイドルの無修正AVが見られるんだから仕事どころじゃないっす」
「仕事はやれよ」
「でもOさんと人妻ゆきって背格好も髪型も似てるし年齢ドンピシャだしマジでOさんなんじゃ?」
「人妻ゆきの口調や性格がもう少し澄ました雰囲気だったら完璧Oさんだった」
「たしかに人妻ゆきはちょっとあざとすぎる」
「あれはあれで男好きするタイプだが、Oさんぽくはないか」
「Oさんがベッドの上で実はあんな媚び媚びボイスだったらって考えると……」
「ちょっと想像しにくいけどロマンに溢れている」
「よし、美人広報スレに、人妻ゆきのURL投下しようぜ」
「ネット民の手にかかればあっという間に特定してもらえるぞ」
「おいおい、お前らあんまりおおっぴらにやるなよ」
「だめっすか、W専務」
「下手したらOさんやウチへの名誉毀損で裁判沙汰だぞ、ははは」
「そもそもOさん、セックスは奥手らしいですよ」
「なんでお前が知ってんだよ」
「ですよね、先輩?」
「あー、たしかにOくん、ゆきちゃんの旦那さんだけど、昔よくお悩み相談受けたよ。セックスレスなんだって」
「へー」
「レスになる前もノーマルというか、ちょっとしてはいおしまい、みたいな」
「それは旦那さんが早漏なだけでは……」
「ぎゃはは、それについてはノーコメントで」
「なんだOくん、いろんなとこに相談してたのか」
「W専務もですか?」
「ずっと家族ぐるみの付き合いだからな。数年前うちに招待したんだけど、ゆきちゃんが席外したときぼやいてたよ」
「へー」
「子育て落ち着くまでは我慢して支えてやりなってアドバイスしたんだけどな」
「さすがエロ専務。女心がわかってらっしゃる」
「おい、エロは余分だって。ははは」


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