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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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社内秘 飯塚冴子@-5

翌日。将宗は出社していなかった。
報告があるのだと、慌ただしく作業しているタカギの席まで、冴子は赴いた。

何やら神妙な面持ちの冴子に、タカギーー高木知親(たかぎともちか)は昨日の倉庫整理の件で何かあったのだろうと、部屋を出ようと言った。
長身で、四十を越えてもなお、細身でスマートな印象を受ける。濃紺の上下のスーツがとてもよく似合っていた。



「ーーーはぁ?マジで言ってんの?あいつ最低…」

廊下で、知親はため息をついて指先を額に当てている。

「しかも会社休むとかぁああ。何やってんだよ、あいつ」

「そりゃ…来づらいでしょ…。いいの、慣れてる」

冴子もため息をついた。

「お前のそういうとこダメ。慣れるな、性的な目線をむけられることに。怪我とかしてない?大丈夫?心も大丈夫?」

「ちょっと右の乳首が痛いかなぁ…」

「げ…。直接触ったのかよ…最悪。もう、密室で男女で作業とかやらせらんねーな。ごめん、配慮が足りなかった」

「いーえ。これ以上何かしたら報告するからねって伝えた上でやったんだし、覚悟してんじゃないの。スマートに誘ってくれたらあたし、いくらでもしたのにねえ」

「それもどうなんだよ、冴子。社員に手を出す噂がマジになっちゃうぞ、このヤリマンめ」

知親は冴子の額をぺしっ!と軽く叩く。
冴子はケラケラと笑った。

「ま、とにかく、報告はしたからね。部署も違うし、別にあの子をどうにかして欲しいとか思わないけど、指導とかケアしてあげて下さい。慣れてない職場でストレス、溜まってたんじゃない?」

「ストレス溜まってたからって女に強引なことしていいわけないだろ。今日…久しぶりに、俺んち来いよ。話くらい聞くから、飲もうぜ」

「あら。ありがとう。久しぶりに飲みに行こうかな」

冴子はよく、知親の家に行くことがあった。
十五年以上付き合いのある冴子でさえ、知親の女性関係というのはほぼ知らない。
いわゆるイケメンの知親に、女性との浮いた話がないのは、彼がゲイだからではないかと、社内でまことしやかに噂されていた。

さらには、冴子が知親の家に行っていることを、知親は全く隠さない。
それはもちろん、知親と冴子の間に全く肉体関係がないことを意味しているし、そのことが余計に、彼がゲイであるという噂に真実味を帯びさせていたのだった。



定時。
知親は車で出社しており、冴子は知親の車に乗り込んだ。
知親と冴子が二人でオフィスを出ても、周りは何とも思わない。それくらい自然で、仲がいいのは周知のことだった。

黒を基調とした、広い部屋のワンルーム。
部屋の奥にはセミダブルのベッド、真ん中にはソファーと、テーブル。家具もほぼ真っ黒。
部屋の右手には、大画面のスクリーン。
あまりモノを持たない方なのか、知親の部屋はすっきりとしている。


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