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女子中学生 辱めの部室
【学園物 官能小説】

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キミにいいもの見せてあげる-3

 とうとう、少年は魔の誘惑に屈した。おもむろに向き直ると、みさきの儚げなからだに息を呑んで目を注いだ。
「ま、あんなガキみたいな色気もなんにもないカラダじゃ、別に興奮しないかもしれないけど」
 瑞華はみさきの方に目をやりながら、彼女への嘲りを込めて言った。だが、その見立てが正しくないのは茂正の表情と視線が歴然と示している。

 親の厳しい教育方針のせいで、茂正はまだ漫画雑誌の水着グラビア以上のものは見たことがない。そういうものすら買って帰ると叱られかねないから、友達の持っているものを見るか、店で立ち読みするか、PCで18歳未満でも普通に閲覧できるアイドルや女優の水着写真を検索しては、親にバレないように履歴を消去する。そういうことを繰り返すばかりの純朴な少年だった。

 生で見る女の子の下着姿など、顔さえ可愛ければなおさら、それだけで大変な刺激になる。いかにも奥手の思春期前期の男子らしかった。
 それどころか、みさきのすらりとした手足、大事な部分以外はくまなく露わになった真っ白でみずみずしい肌は、少年の目を奪うには十分だった。舐め回すように、彼女の全身を視姦せずにはいられない。

 グラビアのビキニ女性のお臍を見るだけでもドキドキしてしまうぐらいの茂正だ。生で見るみさきのお臍には、あたかも視線を吸い込まれるように見入ってしまう。
 それに加えて、彼女の肢体からは若い娘らしい甘い匂いが立ち込め、茂正の鼻をくすぐってくる。それが少年の興奮をいよいよ昂らせていくのは間違いない。

 茂正はいよいよ、みさきの下着に覆われている部分のことが気になってきた。あの下は、いったいどうなっているんだろう……? 彼女の慎ましやかな胸の膨らみと、下腹部のなだらかなカーブ。それぞれに交互に視線を移しながら少年は息を呑んだ。
 みさきにしてみれば、あからさまに上下する茂正の目から、どこを見つめられているのかをひしひしと感じさせられる。そのいやらしげな視線から大事なところを守るものが薄布たった一枚しかないのは、どうしようもなく心細かった。身を竦ませながら、じっと視姦に耐えるばかりだ。

「うふふっ」
 興味津々の茂正と、恥じらうみさき。そんな2人の様子を鼻で笑いながら見やると、瑞華は茂正に向けて言い放った。

「いいよ、脱がしちゃって」
 茂正もさすがに戸惑った。まさか事がこれ以上進むとは思っていなかったのだ。
 テニス部の赤倉瑞華って、前々から女王様気取りのキツい女だとは知っていたが、ここまで酷いことを平気でするのか。その恐ろしさに気圧されもする。
 その瑞華の一味にいじめられているみさきへの同情心だって、今さらながら改めて感じた。

 とはいえ、瑞華の言う通りにすれば、女の子の裸を生で見られる。しかも、とびきり可愛い娘の。それこそ千載一遇のチャンスだ。みすみす棒に振るなんて勿体ない。
 もう、みさきの下着姿を見入って興奮する姿を見せてしまっているのだ。
 ここで思いとどまったところで、どうせ彼女から嫌われるだろうことは変わらない。瑞華たちにも、もうすっかり恥を晒してしまっている。

 それならいっそ、毒を食らわば皿まで。
 迷いを振り切るように茂正はぶるっと首を一振りすると、つかつかとみさきの前に歩み寄る。

「お願い、やめて! 田野くん!」
 取り押さえられたまま身をくねらせ、澄んだ瞳に涙を浮かべて懸命に哀願するみさきと目が合って、茂正も動揺を隠せない。
 だがその可憐さを見て、いよいよ彼女の裸を見たくなってきたのも事の反面だ。茂正は視線をそらすと、みさきのブラジャーに手を伸ばす。みさきはいよいよ恐怖で顔を引きつらせた。

 茂正はブラの構造というものをよくわかっていなかった。中学生の男子では無理もない。どこをどう外せばいいのか、前から見てそれらしい部分が見当たらない。
 いっそのこと引きちぎってしまっていいのだろうか。それも躊躇われ、戸惑いを隠せない。それがいっそう、みさきの恐怖を煽ってもいる。

「あ、田野くん、外し方知らないんだ。こうするの」
 それを見て、みさきを取り押さえている公江が、微笑ましげに言うと後ろからホックを外した。それと呼応するように瑞華が茂正に代わってブラジャーを剥がし、みさきの胸をむき出しにする。
 いくら恐怖と恥じらいに身をもがいても、まだ揺れるほどの膨らみもない乳房だった。

「こんな貧乳じゃ、見ても物足りないかもしれないけど」
 振り乱れて少しばかり胸元にかかったみさきの長い黒髪を、瑞華は幕を開けるように後ろに押しのけつつ言う。

 とはいえ、母親以外で女性の乳房なんて写真ですら見たこともない茂正だ。いくら真面目クンで通っていても思春期ただなかの男子中学生、同級生の女の子たちの胸の膨らみも日頃から気になっている。それが露わになったとなれば、見入らずにはおれないのは当然だ。
 みさきの胸はかなり控えめとはいえ、決してまな板というわけではない。それなりに女を感じさせるぐらいの膨らみは見せているから、それだけでも少年の目を奪う。

 この機会にしっかり目に焼き付けておこうと言わんばかりに、茂正はそのなだらかな隆起を目で追い、その頂にある小さめの乳輪と、その中央のちょこんとついた乳首に視線を注ぐ。
 これが、女の子の胸なのか……。
 吸いつくような茂正の視線に晒されて、みさきの儚げな乳房は小刻みな震えを見せていた。

 やれやれ、こんなちっぽけな胸でも興奮して見入っちゃうなんて……。瑞華は呆れるように茂正の様子を見て、さらに告げる。
「もちろん、パンツも脱がしちゃっていいからね」


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