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女らしく
【コメディ 恋愛小説】

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女らしく【09】『子供と子守と子育て』-2

「良かったぁ〜♪じゃあお姉様はまだヴァ…」

ヴァコーン!

両手が塞がっているので、仕方なく詩乃に蹴りを入れる。

詩乃よ…それ以上言うな…
ただでさえ、ラブコメらしからぬ物語なのに、これ以上スレスレの発言は慎んでくれ…

「さ、流石…お姉様……そんなところも愛しています……ガクッ」

勢いを殺しきれずに壁に激突して、そのまま気絶した。

「ふぅ…危なかった…」

けれど、これだけ激しい蹴りを放ったにも関わらず、赤ちゃんへの衝撃はゼロに等しい。オレの熟練の格闘技術の賜物だな…

「じゃあ私は行きますので、夕方までお願いします」

子安さんはそう言うと、一通りの赤ちゃん用品と玩具などを置いて行ってしまった。

時頃は9時少し前…
こうしてオレと大和の子守が始まった。

「さてと、これからどうする?」
「そうだな…オレ達だけじゃ大変だから奏とかにも手伝ってもらって………ああああ!!」
「どうしたんだ!?」
「大和…オレこの子の名前聞くの忘れてた……」
「…そんなことか…」

大和が呆れた様な感じで答えた。

むっ!名前は大事なんだぞ!!
オレなんか……戸籍上は【誠】だし……

「じゃあ、仮に名前をつけたら?渾名みたいにさ」

仮の名前か…じゃあ、大和も一緒に考えてくれよ。

「そう言われてもなぁ……う〜ん……」

真剣に悩み出す大和…
なんか…本当に大和との子供みたいだ……

「マコトは何かないの?」

う〜ん……女らしい名前がいいな♪オレがこんなんだから。

腕の中のふっくらとした顔の赤ちゃんを見る。
大和も同じ様に覗き込んでいる。

「じゃあ、マコトの本名の方の【真琴】から『琴音』なんてどうだ?」

それ、いいな♪

「なぁ、今日だけは琴音でいいか?」

ついでに今日一日だけは、オレと大和の子ってことで♪

抱き抱えた赤ちゃんに尋ねる。
するとオレには嬉しいそうに笑って見えた。

「いいみたいだぜ大和♪」
「なら、今日一日よろしくな琴音♪」

笑う琴音を抱き抱えた横で大和もにこやかに微笑んでいる。
傍から見れば、若い夫婦にも見えなくもないんじゃないか♪

「とりあえずは談話室に行かないか?あそこなら広いし、危ないものも無さそうだから」
「そうしようか♪」

今日一日よろしくな、大和パパ♪


談話室。噂を聞き付けたみんなも集まった来た。


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