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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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人妻の浮気心 (3)-2

 ラブホテルのエレベーターでYとキスをしたゆきは、部屋に入ってすぐ、入り口ドアが締まりきらぬうちに再び唇を奪われ、スカートが捲りあげられた。

 キスをする。ストッキングが膝までずり降ろされる。
 Yの舌が侵入してくる。カチャカチャとベルトを外す音がする。
 唾液を交換しながらゆきはYに腰を掴まれくるりと後ろ向きにされた。
 暗がりの中、入り口ドアに手を付くゆき。

 彼女が藁にもすがる思いで「何もしないからね」と念押しをしたわずか十分後、人妻のショーツの布越しに、夫以外の男の硬くて熱いものが股間に押し当てられていた。セックスの予感をはっきり感じながら、また唇を重ねる二人。舌と舌の間に唾液が糸をひく。

あぁ――。
 たまらなくいやらしく恥ずかしいのに胸が高鳴るのは、ゆきにとって久しぶりの激しいキスのせいだろうか。
 思いを寄せていた異性との初めてのデートで、一年ぶり以上のセックスに臨もうとしている。相手は夫ではない。職場の後輩。
 緊張感、罪悪感、背徳感。すべてがぐちゃぐちゃに混ざり合いゆきの股間を濡らし、ショーツのクロッチに染みを作る。

 Yがゆきの尻を掴みぐいと引き寄せた。ショーツの布越しに、亀頭が女の花びらに押し当てられる。胸がきゅんと鳴る。何年ぶりだろう、こんな風に荒々しく求められるのは。夫は優しすぎてそれがゆきにはずっと物足りなかった。こうして好きな男に乱暴に尻を突き出させられる瞬間はいつもドキドキする。尻を撫でられピシャリと叩かれ、メスとしての価値を品評される。若い頃より一回り大きくなった尻を見られるのは恥ずかしい。色気もなにもないシンプルなショーツもあまり見ないでほしい。
 ゆきの不安に蓋をするようにキスで口を塞がれる。ゆきは気づいていないが、本人が思う以上に、ほどよい大きさの尻にぱつんぱつんに張り付いた濃紺のショーツ姿はいやらしく、若い男を欲情させるのに十分だった。
 Yの手がゆきのショーツにかけられる。またキス。キスしながら下半身をぐいぐい押しつけてくる。ずり降ろされる人妻の最後の一線。たった一枚の薄い貞操が剥がされ、暗闇に白い尻が浮かび上がる。

 若い男の陰茎が、ゆきの大陰唇に直接触れた。熱い。男が下半身をひくつかせるたびに接合部はクチュクチュと音を奏で、ゆきの頬を羞恥で赤く染める。亀頭が花弁をめくり、クリトリスを擦り上げる。どうしようもなく熱い。

 自分の女性器が夫以外の男性器と密着している。
 本当にしていいの? 久しぶりのエッチ。パパじゃない男の人と。夫の顔が一瞬頭をよぎった。涙が溢れた。いいのかな。だめだよね? だめに決まってる――。
 だめ――。
 ゆきは後ろを振り向いた。

「Yくん……待って……」

 あんなにキスしたのに口がカラカラで声がうまく出ない。Yがゆきの顔を愛おしそうに見つめている。
「どうしたの? ゆきさん」
 心臓がトクンと鳴り、胸がきゅうと締め付けられる。何? その切ない目は。そんな目で見つめないで。私、ただの職場の先輩だよ? なぜ瞳を潤ませてるの? 私、三十過ぎのおばさんだよ? 人妻だよ? 優しい視線で見つめてこないで。ねぇ、やめて。
 鼓動がまた、速くなる。胸に続き下腹部もきゅうと疼く。花芯の奥から熱い想いが溢れ出す。
 あぁ、だめ――。

「優しくして……もうずっと、してないから……」

 気がつくとゆきは、そんな言葉を絞り出していた。かすれて消え入るような声で。
 パパ――。
 ごめんなさい――。

 はじめて、ゆきからキスを求めた。夫の影を振り払いたかったからだ。
 尖らせたゆきの唇にYの唇がそっと重ねられる。
 白く丸い尻が、Yの逞しい手のひらに掴まれた。温かい手。その時を待つ。
 Yが腰にぐっと力を込める。

 あぁ、来る――――――――。

 花びらが開き、とろとろの蜜が腿を伝い落ちた。


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